変わり者と天才は紙一重！変わり者診断と変わり者と天才が紙一重な理由

1：変わり者と天才は紙一重！類語や英語で言うと？

天才とは、往々にして変わり者です。奇想天外な発想をもち、世の中を一般人と違う目で見ることができます。そのため、その成果が認められないうちは、非常識な馬鹿などと思われてしまうことも。これを表すのが「馬鹿と天才は紙一重」という言葉です。

（1）変わり者とは？類語は天才？

変わり者とは、変わっている人、一般人からみて変な人＝非常識な人という意味です。辞書を引いてみると、

かわり‐もの【変（わ）り者】

性質や言動などが、一般の人と違っている人。変人。奇人。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

とあります。類語には、辞書にも記されているように奇人や変人、また、風変わりなどが該当します。あまりいい言葉ではありませんが、馬鹿も含まれるでしょうし、最近の言葉で言うと「痛い人」なども類語といえるでしょう。

その中で、才能が認められた人が「天才」と認知されるのです。

（2）変わり者を英語で言うと？

とりわけ変わった言動をしているつもりがなくても、変わり者扱いを受けることがあります。

実は筆者自身も「変わっているね」と言われることが多いです。「変わっている」と言われる理由を考えると、大体は文化的差異に帰結します。なぜなら、日本とカナダのハーフであり、欧米的な環境で育ってきたため、欧米文化的な言動をすることが多いからです。

海外に行くと、もしかしたら現地の人に変わり者扱いされることがあるかもしれませんね。ちなみに英語では、「oddball」という表現が、日本語の「変わり者」に近いでしょう。

 

2：私ってもしかして変わり者？変わり者診断5つ

中には、まわりから変わり者扱いされたり、一般の人とは異なる考え方をしている自覚のある人もいるでしょう。そこで、変わり者といわれる人の特徴を聞いてみました。

（1）服装や髪型が個性的

「たいていの女子は流行りモノに目がないですよね。でも、私の知るちょっと変わった女友達は、そんなことはお構いなし。自分がいいと思ったものを、着たいように着ています。

それが彼女のチャーミングなところではあるのですが、独特な組み合わせすぎて、私にはセンスがいいかどうかの判断がつかないです。どこで売ってるの？みたいな服ばっかりで、一緒に街を歩くときは、人の目が気になります」（Wさん・28歳女性）

（2）人目をまったく気にしない

「勉強がとてもできる女の子がいます。その子はキレ者で魅力的なのですが、彼女にはしたくないタイプですね。というのも、人目を気にしなさすぎるんです。

“勉強以外に時間を割きたくない”と言ってって、ドすっぴんで学校に来るし、服装も同じのを何着も買ってルーティーン。そして毎日、混雑する電車の中で朝ごはんを詰め込んでいます」（Oさん・21歳男性）

（3）自分の世界があり、意見を変えない

「すごく特殊なマイワールドをもっている同僚がいます。彼は、絶対に自分の意見を変えませんね。どのような状況においても、自分の考えや価値観が正しいと思っているみたい……。

頑固者なのかと思ったけれど、あくまで他人の考えはその人の考えとして受け止めているみたいで、その上で、自分の世界観を貫きとおそうとしているみたいですね」（Sさん・28歳男性）

（4）集団行動が苦手

「変わっている人って、普通の人と考えが合わないから、人と一緒にいるのが苦痛みたいですね。周りに溶け込めず、ひとりでポツンとしているし、集団行動には反応が遅れます。

なんか、こう言われたらこう行動するっていう私たちが無意識にやっていることを、すっと理解できないみたいなんです」（Aさん・24歳女性）

（5）変わり者といわれることが嬉しい

「本当にどこかズレている人もいると思うのですが、私の周りを見ると、変わり者といわれる人は、そういわれたくて、わざと奇を衒う行動をしがちな気がします。故意に少数派の立ち場に立ってまわりを振り回すから、ちょっと迷惑だと感じるときもあります。嫌味のつもりで“変わってますね”といわれても、本人たちは嬉しいみたいですね」（Kさん・31歳女性）

 

3：変わり者だと思ってたら天才だった！エピソード3つ

変わり者は日の目をみると、一気に天才扱いになることがあります。それだけ、変わり者と天才というのは見分けがつかないのです。それだけに、単なる変わり者だと思っていた人が天才だったという話も多く聞きます。ここでは3つご紹介しましょう。

（1）思考が破断していて宇宙人的思考だと思っていたら…

「中学校のときのクラスメートは、周りに“頭がおかしい”と言われていました。どうしてそういう結論に至ったか誰ひとりとしてわからないくらい思考が破断していたし、予想だにしない行動を急にとるからです。

ですが、逆に私たちが彼女を理解できなかっただけだったようで、たまたま見つけたFacebookを見てみたら、大学生のころに起業して成功を収め、悠々自適な暮らしをしていました。彼女と繋がっている人もとんでもなく有名な人ばかりでした」（Oさん・26歳女性）

（2）人の気持ちがわからないサイコパスだと思っていたら…

「SNSで知り合った友人に、サイコパスじみた人がいます。人の気持ちを理解できないようで、よく理詰めで他人を攻撃してしまいます。

ですが、その論理的な思考がエンジニアという職にはマッチしたようで、気づけば海外の企業や大学からスカウトされるほどのスーパーエンジニアになりました。自営業のほうが稼げるからと大学卒業後も就職をせず、やりたいことが見つかっただけ働くという超気まぐれな生き方をしています。でもめちゃめちゃ儲かっているみたいです」（Aさん・24歳男性）

（3）度を越したイタズラで理科の先生に嫌われていた彼

「小中と同じだった子は、学校では問題児でした。小学生のときには、家のコンセントに鋼か何かをぶっ刺し、感電させてコンセントを真っ黒にさせました。中学生のときにも、理科室の薬品を勝手に混ぜて先生から大目玉を喰らっていましたが、本人はけろっと“有害性はないから”なんて言っていました。理科の先生には相当嫌がられていましたね。

本当にどうしようもない子だと思っていましたが、知的好奇心が旺盛なだけだったようで、高校からは落ち着いた生活をして、今は若くして国際プロジェクトに抜擢されています」（Aさん・24歳女性）

 

4：まとめ

天才と変人はなかなか考えが一般と噛み合わないことから、判断がつきにくいです。ですが、変人は天才に憧れて似たような行動を取りながら、圧倒的な劣等感で悩まされることが多いと聞きます。

となると、真の天才は天才同士で繋がるのかもしれませんね。ひとりが日の目をみると、その人の変わった知り合いがどんどん才覚を発揮していくことも、よくあることなのです。