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「眠気が取れない」「寝ても疲れが取れない」のはなぜ?その原因と対処法
並木まきM.Namiki
目次
隠す1:眠気が取れない…寝ても疲れが取れない…これって病気なの?
たくさん寝ているのに、日中どうしても眠くなったり、ずっと眠気が引かなかったりすると、「もしかすると病気なんじゃないか……」と不安にもなる人もいるでしょう。
しっかり眠れていなったり、体力が落ちていたり、その原因はいろいろ考えられますが、病気が原因となっている可能性もゼロではありません。気になる人は必ず専門機関に相談するようにしましょう。
2:寝ても疲れが取れない20代が増加…原因はストレス?
「若いころは寝なくても平気だった」「昔は睡眠時間が短くても楽勝だった」という話は、よく聞く話です。しかし最近では、20代の若い世代の人たちの中でも「寝ても疲れが取れない……!」と悩む人が増加しているそう。
その原因は、仕事のしすぎだったり、人間関係や恋愛などに悩んだストレスだったりとさまざま。寝ているつもりでも、ストレスなどにより眠りが浅いと「たくさん寝たのに、まだ疲れてる……」となるのかもしれません。
3:眠気の原因は女性ホルモン?睡魔を呼び寄せる病気以外の理由5つ
(1)睡眠不足
自分では「よく寝ている」と思っていても、実は十分な睡眠時間を確保できていない場合も。必要とする睡眠時間には個人差があり、よく耳にする「7時間」や「8時間」というのは、ひとつの目安にすぎません。
そのため、自分の体にとって必要なだけの睡眠時間が確保できないと、「寝ているつもりでも眠い」となってしまうでしょう。
(2)眠りが浅い
きちんと睡眠時間をとっているつもりでも、慢性的に眠りが浅い場合には「寝ているはずなのに、眠い」となる可能性も。睡眠は時間だけでなく、その質も大事。浅い眠りばかりで深い眠りが取れていない場合には、それだけ疲れも取れにくくなるといわれています。
(3)体力不足
何らかの理由により体力が落ちている場合、疲れやすさからすぐに眠くなっていることが考えられます。人間の体には、睡眠によって体力を回復させようとするメカニズムがあるので、疲れを感じると、本能的に眠気が押し寄せてくるのです。
(4)生理
「生理前はよく眠くなる」という女性は多いのではないでしょうか。女性の場合、その眠気に「生理」が関係していることも考えられます。しっかり寝ているのに眠いとなった場合は、生理予定日などを確認してみるといいかもしれません。
(5)退屈
人間は、退屈だと眠くなる傾向もあります。これは脳への刺激が著しく低下することで、眠気を感じやすくなることが原因と言われています。退屈な環境に身を置くことにより、睡眠時間は足りていても、急速に眠気を感じる人も少なくありません。
4:昼間の眠気に耐えられないときの対処法3つ
そんなに眠いなら寝てしまえばいい……というわけにはいかないですよね。そこで、「今、この眠気をなんとかしたい!」というときの対処法について、実際に効果があったものを聞いてきました。
(1)とにかく体を動かす
「昼間、仕事中に眠くなったときには、いったん椅子から立ち上がり、体を動かすようにしています。
トイレに行ったり、コピー機に行くのに遠回りをしたりと、意識的に体を動かすようにすると、とりあえずの眠気には対応できます。それでも眠気が取れないときには、トイレに行って軽くストレッチをするようにしています」(32歳女性/サービス)
(2)トイレで仮眠
「大きな声では言えませんが、仕事中にどうしても眠くなったときには、トイレの個室に入って、こっそり15分ほど仮眠しています。
私は、眠くなると何をしても眠気が取れないのですが、ちょっとだけ仮眠をすると、その後の仕事のパフォーマンスが全然違うんです。同僚にサボっていると思われないように、15分のアラームをセットして、こっそり寝るようにしています」(37歳女性/福祉)
(3)冷たいものを飲む
「眠気どうしても引かないときには、冷たいものを飲むようにしています。自分は冷たいものを飲むと、目がシャキッと覚めるんです。
でも夏場はまだいいんだけど、冬場に頻繁にこれをすると、必ずといっていいほどお腹を壊すので、そこが問題ではありますが……」(37歳男性/飲食)
5:「昼間に眠気を感じる」は早めの対処を!
眠気を感じる原因は、日々の生活習慣に潜んでいるパターンも多いため、原因を見つけて、早めに対処するようにしましょう。日中も快適に過ごすことができるように、自分自身をしっかり整えていきましょう。