「夜分遅くに」は何時から?夜分遅くに失礼しますと言うときの注意点

メールや電話などの連絡をする時に「夜分遅くに失礼します」と言うことが多いですが、この「夜分」とは、いったい何時からのことなのでしょう? また「夜分遅くにすみません」と使うのを失礼に感じる人も。そこで今回は、この「夜分遅くに」に注目。あわせて、メールや電話で使える相手への気遣いを表す言葉を紹介します。
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1:「夜分遅くに…」は何時から使う?「夜分遅くに失礼します」を英語で言うと

「夜分遅くに失礼します」はどのように使うのが正解なのでしょうか?

(1)「夜分遅く」は何時から?

まずは辞書で正しい意味をチェックしてみましょう。

や‐ぶん【夜分】

よる。夜中。「夜分失礼いたします」

出典 小学館デジタル大辞泉について

とてもざっくりした説明でしたね。

日本語というのはとても繊細で、「夜」を表現するだけでも、「夕方」「宵の口」「初夜」「夜分」「夜半」「夜更け」「真夜中」というように、さまざまな表現があります。

これらは時計がない時代から用いられてきた言葉なので、具体的に何時を示すという決まりはありませんが、だいたい一般的には、20時から22時くらいが目安になりそうです。

(2)「夜分遅くに失礼します」を英語で言うと?

「夜分遅くに失礼します」を英語で言う場合にはどうなるのでしょうか。この日本語にぴったり当てはまるフレーズはないようですが、たとえば夜遅くに電話をかけている場合は「I’m sorry for calling you this late.」で「こんなに夜遅くに電話してしまってすいません」となります。

また「夜遅くにすいません」という意味合いで「Sorry to bother you so late at night.」という表現もあります。

 

2:「夜分遅くにすみません」は失礼?「夜分遅くに…」をメールで使うときの注意点5つ

「夜分遅くにすみません」という言い方が失礼だと感じる人もいるようです。メールで使う場合の注意点をまとめました。

(1)業務時間内に済ますのがベスト

そもそもの話になりますが、仕事でどうしても連絡しなければいけないことがあっても、本来なら「夜分遅くに」と連絡せずに済むように、相手の業務時間内に連絡をするのがベストです。

ビジネス上においては、遅い時間に連絡をするのは原則として避けたほうがいいということを覚えておきましょう。

(2)「夜分遅くに」は重言ではない

「夜分遅くに」という表現が、「腹痛が痛い」と同様の重言なのではないかと感じる人がいるようですが、辞書の意味を見たとおり、「夜分」には「夜遅く」という意味はなく、純粋に「夜」という意味なので、重言にはあたりません。ただし、気になる人は「夜遅くに~」と言うのが良いでしょう。

 

(3)「夜分遅くにすみません」はカジュアル

「夜分遅くに失礼します」なら丁寧な印象がありますが、「夜分遅くにすみません」には、多少のカジュアルな軽い印象を与えてしまう場合があります。仕事の電話やメールで用いるときには、「夜分遅くに失礼します」や「夜分遅くに申し訳ありません」を使う方が安心です。

(4)丁寧な内容や言葉遣いにする

夜遅くや深夜にどうしてもメールを送らなくてはいけない場合、丁寧な文面や内容を心がけましょう。特に誤字脱字や、わかりにくい表現がないか何度もチェックしてから送るようにしたいところ。紛らわしい文章や言い回しだと、メールを読んでいる相手のプライベートな時間を邪魔することになりかねません。

(5)必要な情報は明確にする

夜遅くや深夜にメールを送るときには、必要な情報を明確にすることが大事です。特にメールを送信する時間帯によっては、「今日」や「明日」がいつなのかがわかりにくくなります。「○月○日(○)」などの明確な表現を心がけましょう。

つらつらと長ったらしい文章ではなく、内容が簡潔にわかるようにすることも大切です。

 

3:「夜分遅くに」以外にも!メールや電話で使える相手への気遣いを表す言葉3つ

「夜分遅くに」以外にも、メールや電話で、ひと言添えるだけで相手への気遣いを表す言葉をまとめました。

(1)お手数をおかけしますが

「お手数をおかけしますが」は、相手に時間を割いてもらったことや、労力をかけてしまったことに感謝したり、それに対してケアする気持ちを伝えるときに使えます。

例えば「お手数をおかけしますが、ご確認お願いします」のようにメールの文末や電話の最後にひと言添えるのが自然です。

(2)恐れ入りますが

「恐れ入りますが」を使うときには、質問したいときや、感謝の気持を伝えるととき、依頼したいことがあるときなど、お願いをするときに使えます。本題の前や最後に使えば、丁寧な印象を与えるでしょう。

例えば、相手に何かをお願いしたいときには、「恐れ入りますが、○○をしていただけますでしょうか」のように使います。また質問したい時には「恐れ入りますが、○○をおうかがいしてもよろしいですか?」というような言葉を添えます。

感謝の気持を伝えたいときには、「わざわざ〇〇をしていただき、恐れ入ります」のように伝えると、より丁寧な印象になります。

(3)申し訳ございませんが

謝罪の気持ちや、相手に手間をかけてしまったことへの申し訳なさを感じているときには、「申し訳ございませんが」のひと言を添えると、相手への気遣いを感じさせることができます。

例えば、相手を待たせてしまったときには、「申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください」と使ったり、メールや電話の最後に「お忙しいところ申し訳ありませんが、ご対応のほどお願いいたします」と使います。

 

4:メールといえども夜遅くは原則ビジネスマナー違反

「夜分遅くに」とメールや電話の最初につければ、遅い時間に連絡しても許されるような気がしますよね。電話やLINEなどを避ければ、夜中にメールくらないしてもいいと考えがちですし、日中連絡できない分、夜中にメールをまとめて送る、という働き方をしている人もいるでしょう。

しかし、連絡を受けた相手がどう思うかは、コントロールできません。もしかすると通知を切らずに、入眠直前でメールを見てしまって、憂鬱な気持ちにさせてしまうかもしれません。

急ぎの用事でない限り、翌日以降の業務時間内に連絡することを心がけましょう。

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