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水をよく飲む人の特徴は?水をたくさん飲むことで得られるメリット

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番長みるくM.Bancho

目次

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1:水をたくさん飲む病気ってある?

水をたくさん飲む病気は存在するのでしょうか。

喉が渇いて、水を飲んでも飲んでも症状が回復しないという場合は、脱水症状に陥っているケースがあります。また、風邪やインフルエンザなどで発熱しているときや、糖尿病や更年期障害でも、水をたくさん飲みたくなると言われています。

人間は一日に1リットル以上の水分を摂取しているといわれています。それを超えても喉が渇いて仕方がない……という症状であれば、病院などで診てもらったほうがいいかもしれません。

また、水に限らず、お茶やジュースなどの水分の過剰摂取は、「水中毒」を引き起こす可能性があります。

この「水中毒」とは、水分の過剰摂取によって体の中に水が停滞し、体液が薄められて、浸透圧が低下した状態です。疲労感、頭痛、嘔吐、むくみなどが起こること。痙攣したり、ひどい場合には死亡に至るケースもあります。

 

 

2:水をよく飲む人の特徴

水をよく飲む人には、どんな特徴があるのでしょうか?

(1)日ごろからよく運動している

運動すると体温が上昇し、発汗します。体から出た水分を補い、脱水症状を防がないといけないので、運動している人は水をよく飲みます。また、ランニングやウォーキングなど、外で運動している人も、熱中症対策としてよく水を飲んでいます。

(2)美意識が高い

美意識の高い女性は、よく水を飲んでいるイメージがありますよね。体内の水分が不足することで乾燥肌やシワ、たるみなどの原因になるといわれていることから、意識的にこまめに水を飲んでいる人も多いようです。

(3)便通がいい

トイレが近いから、出た分だけ水をよく飲む人もいれば、便秘予防のために意識して水を飲んでいる人もいます。水を飲むことで腸が刺激され、便通に対していい影響があるでしょう。

(4)頻繁にトイレに行く

厚生労働省「健康のため水を飲もう」推進運動のポスターを見ると、体重によって個人差があるものの、成人男子が比較的安静にしていたときには、尿や便から1.6リットル、呼吸や汗から0.9リットル、合計2.5リットルもの水分が排出されるとあります。毎日2.5リットル以上の水を飲む人は、体内に入れた分だけ排出されるため、トイレに行く回数が増えます。

 

3:ニキビ予防に?水をたくさん飲むことによる効果

水をたくさん飲むと、どんな効果があるのでしょうか?

(1)反応が機敏になる

イースト・ロンドン大学やウェストミンスター大学などで行われた共同研究「Subjective thirst moderates changes in speed of responding associated with water consumption」で、37人の男女を対象に、水を飲んだときの反応の速さについて実験が行われました。

知的作業に集中する前に約500mlの水を飲んだ人は、飲まなかった人と比べて、14%反応時間が速くなったとのこと。つまりこれは、「喉が渇いている」という状態から解放されると、人は機敏に動けるということを示しています。喉の渇きというのはストレスになるようです。

(2)心臓発作のリスクが低下する

中高年を中心に、寝ているときにトイレのために起きたくないからと、夜に水分を控える人という人は多いもの。しかし、就寝中というのは、発汗などで水分が奪われるため、血液の流れが悪くなります。そこに早朝の血圧上昇などが加わると、心臓発作のリスクが高くなります。40代以降は特に、寝る前に白湯などを飲んだほうが安心です。

(3)健康障害の予防

体内の水分が不足すると、熱中症や脳梗塞、心筋梗塞などの健康障害を引き起こす可能性があります。喉がいたと思ったときには、すでに脱水症状がはじまっているということですから、喉が渇く前にこまめに水を飲むことが大切です。

(4)新陳代謝が促される

水をよく飲むと、ニキビ予防になるという都市伝説があります。直接的な作用はあるとはいえませんが、体内の水分が不足すると、肌のバリア機能も低下します。必要量の水を摂取することで新陳代謝が促され、肌によい効果をもたらすことはあり得るでしょう。

また、水をたくさん飲むことで利尿作用や便通が促されると、体の老廃物も輩出されやすくなります。これもニキビができにくい肌のためにひと役買ってくれることが、あるかもしれません。

 

4:水をあまり飲まない人は体質なの?飲まない理由

水をガブガブとよく飲む人がいる一方で、あまり飲まない人もいます。そもそも喉の渇きを感じにくく、食事以外で水分をあまりとらない、ドリンク類を飲む習慣がないという人もいます。

肉や野菜など、食品に含まれている水分や、お味噌汁やスープなど、意識せずに摂取している水分はけっこうあります。水分の摂りすぎはむくみにもつながりますし、本人の体調に問題なければ、「水を飲まなければいけない」ということはまいでしょう。

ただし、「隠れ脱水」のように、喉が渇かないがために脱水につながることもあるのです。あまり水を飲まないという自覚がある人は、意識的にこまめに水分を摂ることを心がけてください。

 

5:健康的な水の飲み方って?

厚生労働省「健康のため水を飲もう」推進運動サイトでは、喉の渇きを感じる前にこまめに水を飲むことがすすめられています。

特に、就寝の前後、スポーツの前後・途中、入浴の前後、飲酒中ないし飲酒後は水分を過不足なく摂りましょう。朝、目覚めにコップ1杯の常温水を飲むのもおすすめです。

ジュースなど、砂糖や塩分の濃度が高い飲み物は、体内で水分が吸収されるまでの時間が長くなります。また、お酒やカフェインを含む飲み物は、利尿作用があるので、飲んだぶんが出て行ってしまうイメージ。水分補給には適していません。

 

6:水は適量を飲むのがベスト

水を飲むことによって多くのメリットもある一方で、飲みすぎは健康に良くないということもわかっています。一気にガブガブと飲むのではなく、喉が渇いたと感じる前に、少しずつこまめに飲むようにしましょう。外出時には、水筒などに水を入れて持ち運ぶと良さそうです。

 

【参考】

厚生労働省 「健康のため水を飲もう」推進運動

Subjective thirst moderates changes in speed of responding associated with water consumption