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「才能がない」っていう決めつけが幸せを逃す!才能の見つけ方と開花させる方法
平松隆円R.Hiramatsu
1:才能がない、生きる価値がないなんて思うのはもったいない!
世の中には、大した苦労をしていないように見えるのに、物事を簡単にやってのけてしまうという人がいます。それがいちばんわかりやすく目に見えるのが、スポーツや語学の学習ですよね。
プロスポーツ選手と比較しなくても、野球が得意な人、サッカーが得意な人、バスケットボールが得意な人というのは周囲に多いもの。中には、スポーツはなんでもできるという人もいます。
筆者の場合、野球などボールを使うスポーツがとても苦手です。どうやったらうまくなるのか知りたいくらいですが、キャッチボールすらもヘタなので、もう野球をしようと言われたら断っています。野球どころか、よほどのことでもない限り、スポーツ全般の遊びのお誘いは断るほうが多いくらいです。
これはあくまで、筆者とスポーツの話ですが、スポーツ以外でも、語学センスがないからと海外出張と断ったり、自分には才能がないからと考えることで、いろいろなことを断ったり、敬遠している人もいることでしょう。
でも、それって本当は、いろいろな新しい出会いや面白いことに遭遇するチャンスを失わせていると言うこと。人生損していると言ってもいいくらい、もったいないことなんです。
2:才能がなくて辛い…才能がないと感じてしまう人の共通点
それでは、「私って、才能ないな」と感じてしまいやすい人の特徴について、考えてみましょう。
(1)完璧主義
才能がないと感じてしまう人は、物事をなんでも完璧にこなさいと気が済まない「完璧主義な人」が多い傾向にあります。スポーツでも、ヘタでもいいから楽しめばいいのに、上手にプレーできないとダメだと考えてしまい、結果的に上手にできないことで「私には才能がない」と考えてしまうのです。
(2)短所ばかりに目を向けやすい
誰だって、苦手なことや。才能がないと感じている部分はあります。ですが普通の人は、それを気にして引きずるようなことはありません。というのも、人間誰しも苦手なこともあれば得意なこともあると考え、「自分はこんなことが得意だ」と長所に目を向けることができるからです。
才能がないと感じてしまって、自分はダメな人間だと思っている人は、長所に目を向けることができず、短所ばかりに目を向けてしまっているんです。
(3)ネガティブ思考
短所ばかりに目を向けやすいことにも通じますが、物事の考え方がネガティブな人は、自分自身に対するとらえ方もネガティブになりやすくなります。専門的には、「自己否定感」という「自分自身を否定する感情」があるのですが、それがネガティブ思考と関連して「才能がないな」と感じさせてしまうのです。
(4)周囲との比較癖がある
才能のあるなしがどう決まるのかというと、周囲を比較して、周囲より上手にできれば才能があり、同じくらいなら普通、周囲よりうまくできないと才能がないと判断することが多いでしょう。つまり、周囲と比較してしまう癖があるほど、自分には才能がないと感じてしまう機会が増えてしまうのです。
(5)コンプレックスがある
これも才能がないなと感じてしまう人の特徴ですが、何かしらのコンプレックスを持っていることも影響しています。筆者の場合、キャッチボールが苦手なのですが、これがコンプレックスで、球技全般を敬遠してしまいがちです。正直なところ、「球技どころか、スポーツの才能はないな」と思っています。
3:才能の見つけ方と開花させる方法3つ
確かに、人には本当に才能がないこともあるでしょう。ですが、ひとつも才能がないということはありません。自分が気づいていないだけで、才能や得意なことはあるはずです。では、それをどうやって見つけたらいいのでしょうか。
(1)友達に聞く
聞かれた友達からも、「え、唐突にどうしたの?」と驚かれてしまうかもしれませんが、仲の良い友達に思い切って、「私の長所って何だと思う?」とか「私って、何が得意なんだろう?」とたずねてみましょう。ある意味で、自己分析なのですが、友達に聞くことで、手っ取り早く、客観的に自分の長所や才能を知ることができます。
(2)完璧さを求めない
物事で大事なことは、上手にすることではなく、楽しむことです。それは、スポーツも遊びも、仕事だって同じです。完璧にこなすことを求めるのではなく、やっていて楽しいかどうかを追及するようにしましょう。自分が楽しかったら、たとえ上手にできなくてもいいんです。
(3)いろいろなことに挑戦してみる
才能がないと思ってしまっている人は、新しいことに挑戦することを億劫に感じてしまうことがあります。友達から何かに誘われたりしたら、断ることなくいろいろと挑戦してみましょう。その中で、案外自分の得意なことが見つかるかもしれません。
4:まとめ
スポーツの世界大会で活躍するくらいの才能は、みんなが持ち合わせているわけではないでしょう。ですが、もしかしたら、それ以外の分野では、あなたのほうが、別の才能を持っているかもしれません。
ただ、今はそれに気づいていないだけなのです。まずは、いろいろなことに挑戦して、自分の可能性を試してみましょうね。