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説得力を身に付けたい!説得力がある人の特徴と話し方のコツ

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:説得力とは?意味や類語、英語表現

(1)説得力の意味や類語

そもそも説得力とは、一体何なのでしょうか。辞書には、次のような意味が載っています。

せっとく‐りょく【説得力】

会話や文章などで、相手を納得させたり受け入れさせたりする力。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

国語辞書的な意味は、予想どおりですね。重要なことは、ただ単に相手を納得させるだけではだめで、相手にちゃんと受け入れてもらうということ。

つまり、「キミの提案の意味はわかった」で終わってしまうのではなく、「キミの提案の意味はわかった。よしやってみよう!」となってはじめて、説得できたということになるわけです。

ちなみに、「説得」とよく似た言葉には「勧説(=ある行為をするように説くこと)」、「切言(相手のために熱心に説くこと)」といった難しい言葉があります。簡単なところだと、「説き落とす」「説き伏せる」などもそうですね。

(2)「説得力のある」って英語でなんていう?

ちなみに、この「説得力」ですが、英語ではなんというかご存じでしょうか。

単語的には「persuasive」とか、「convincing」などを使うようです。「persuasive」には、説得力とか口がうまいという意味が、「convincing」には、「説得力のある」とか「人を納得させる」という意味があります。

「He is perfectly convincing.(彼の言うことには、ものすごく説得力がある)」といったように使います。

 

2:説得力がある人の特徴5つ

それでは説得力がある人の特徴について、考えていきましょう。

(1)話がわかりやすい

説得力がある人の最大の特徴は、話がわかりやすいこと。難しい専門用語などを使わず、誰にでも理解できる簡単な言葉で話をします。そして、たとえを使うのも上手だったりします。説得力がない人は、自分でも何を言ってるか理解できていないんじゃないかなと思うような、難しい言葉で話します。

(2)ゆっくり話す

相手に理解してもらい、納得してもらうためには、ちゃんと相手が話を聞けるように、ゆっくりと話す必要があります。説得力がある人ほど、相手に理解してもらおうと、相手にわかるようにゆっくりと、適切な音量で話します。説得力のない人ほど、早口で喋っているかもしれませんね。

(3)実は聞き上手

説得力がある人は、話し上手であることは言うまでもありません。ですが、同時に聞き上手でもあるわけです。相手がどこが理解できていなくて、どこに疑問を持っているのかを、ちゃんとヒアリングができているからこそ、相手が納得できるように説明をすることができます。自分の言いたいことだけを一方的に話していても、相手には伝わらないんです。

(4)多くを語らない

相手を説得するためには、たくさんのことを話さないといけないとと思いがちです。ですが、実際はそうではなりません。相手が求めている情報を、論理的にシンプルに伝えることが重要なんです。これは、あれもこれも言いたくて仕方がない人がするプレゼンのスライドと、本当に説得力のある人のスライドの作り方の違いをイメージすれば、わかりやすいと思います。

(5)自分に自信がある

説得力がある人というのは、自信があります。自分自身はもちろんのこと、自分が提案することについても自信をもっているでしょう。そのため、堂々と伝えることができるのです。自信がなさを説得される側が感じてしまったら、不安になって「じゃあ、やってみよう!」と言うことになりませんよね。

 

3:説得力のある話し方のコツ3つ

それでは、説得力を持って話すには、一体どうすればいいのでしょうか。

(1)話す前にイメージトレーニング

大事なプレゼンのときほど、イメージトレーニングが重要です。イメージの中だけというよりも、むしろ実際に声に出して、相手を説得する練習をするべきかもしれません。

よほど話すのが得意な人でもない限り、いきなり話すことは難しいものです。芸人さんだって漫才の練習をいっぱいしているのに、一般の人間が、練習せずにいきなり上手に話せるわけはないですよね。

相手を説得する場面があらかじめ予定されているなら、ちゃんと練習をしてのぞみましょう。

(2)話す順序を考える

ちゃんとイメージトレーニングや練習をすれば、どういう手順で説明をすると、相手が理解しやすいかが見えてくるものです。論理的で、相手がわかる道筋で話せているか、確認をするようにしましょう。

(3)話し方はゆっくりで強弱をつけて

プレゼンやスピーチなどで、淡々と原稿を読み上げている人や、時間に追われて用意した原稿を全部読まなきゃと焦って早口になっている人を見かけます。あれでは、伝わりませんよね。

相手が理解できるように、ゆっくりと話すことはいちばん重要です。そして、どこがいちばん大事なのか、今どんなことを反しているのかを相手がわかるように、声にメリハリをつけて話すようにしましょう。

 

4:まとめ

説得力を身につけることは、仕事だけではなく、日常的な人間関係でも大事なこと。説得力を身につけることは、いわば会話のトレーニングでもあるんです。