目次
1:体調を気遣うメールの書き方、返信の仕方は?
体調が悪い人にメールを送るときには、相手の状況に配慮した内容が求められます。書き方によっては、体調不良によって弱っている相手に要らぬ心配をさせたり、ストレスを感じさせる引き金にもなりかねないだけに、配慮が必要でしょう。
今回は、そんな体調を気遣うメールの正しい書き方と返信の仕方をご紹介します。
2:相手を気遣う言葉で効果的なのは?体調を気遣うメールを女性が好きな人に送るコツ5つ
(1)具体的な労わりの言葉を入れる
体調がすぐれない相手へのメールでは、具体的な労わりの言葉を入れると、より親身になっている心が伝わりやすいでしょう。
例えば「具合はどうですか?」と漠然と聞くと、相手からしたら「あまりよくない」とは答えにくいもの。それよりも例えば「熱があると聞いたけど、下がりましたか?」のように、具体的に触れたほうが、「下がりました」とか「一進一退といった感じです」などと答えやすいでしょう。
(2)むやみに「大丈夫?」とは聞かない
体調不良の相手に、むやみに「大丈夫?」と尋ねるのはNG。具合が悪くて休んでいるわけですので「いやいや、体調悪いって知ってるじゃん。大丈夫なわけないでしょ」と、内心で毒づかれる可能性も潜みます。
(3)相手が困ったときに連絡しやすい一文を入れる
好きな人の体調が悪ければ、困ったときには頼ってもらいたいもの。そこで、重くならない程度に「困ったことがあれば、いつでも連絡ください。夜でも構いません」などと書いておくと、負担にならない程度に思いやりを示せるでしょう。
(4)過剰に元気づけない
好きな人が回復したら、早い段階で会いたいのも心理ですが、お見舞いメールに過剰な元気づけは禁物。体が弱っているときには心も弱ってしまう場合も多いので、過剰に元気づけるメッセージは、かえって白々しく読めたり鬱陶しく感じたりする男性もいます。
(5)返信不要の気遣いを入れる
平時ならともかく、体調が悪いときのメール返信は、想像以上に相手の負担になることも。メールの文末に「返信不要です」の気遣いを添えておくと、相手を思いやる文面になるでしょう。
3:「体調に気をつけて」の敬語は?体調を気遣うメールを送るときのビジネスマナー3つ
(1)「お体ご自愛ください」は誤り
相手の体調を気遣う際にビジネス関係の間柄では「ご自愛ください」という言葉な使われるケースも少なくありません。稀に「お体ご自愛ください」と書いているメールもありますが、厳密にはこれは誤表現。
“ご自愛”に、すでに“身体を気遣う”の意味が含まれているので「ご自愛ください」だけで用いるのが正解です。
(2)病気の人に「ご自愛ください」はNG
ビジネス関係者で、持病を持っていたり体調を崩していたりする相手に「ご自愛ください」は使ないほうがベター。“ご自愛ください”には「健康な状態を保ってください」というニュアンスがあり、もともと元気な人に対して使う言葉です。
病に伏せている人や長く病気と付き合っているような人に対しては「お早いご回復をお祈りいたします」や「お大事になさってください」といった言葉で体調を気遣いましょう。
(3)目上の人には「ご自愛のほど、お願い申し上げます」
目上の人に対しては「ご自愛ください」ではなく「ご自愛のほど、お願い申し上げます」などと加えると、より丁寧な表現になります。
「ご自愛ください」を目上の人に送っても誤りではありませんが、本来「ください」とは命じる言葉。より敬語を使いたい相手には「申し上げます」を加えると無難です。
4:体調を気遣うメールに返信するときの注意点5つ
(1)お礼を伝える
自分の体調を気遣うメールが届いたときには、その相手が誰であれ、返信ではお礼を伝えるのがマナーです。親しい間柄だと、つい忘れがちかもしれませんが、大人の礼儀として、きちんとお礼を書きましょう。
(2)長引きそうなときは状況を伝える
体調不良が長引きそうなときには、ビジネスメールでもプライベートメールでも、今の状況を簡単に説明すると、丁寧です。
言いたくないことは伏せても構いませんが、日常生活が送れるレベルなのか、それとも臥せっているが食欲はある状態なのかなど、簡単な状況を添えるだけでも、相手は安心するでしょう。
(3)ビジネスメールでは復帰の見通しを伝える
ビジネスメールの場合には、復帰の見通しについて自ら触れておくと丁寧です。体調不良の間は、無理をして復帰する必要はないと考える人が多いはずですが、いつから仕事の連絡ができそうかなど、簡単な見通しがあると、相手も仕事の算段をつけやすくなるでしょう。
(4)プライベートメールでも時間帯に配慮する
体調が悪いときには、昼夜が逆転するなど、時間の感覚がなくなってくる場合もありますよね。プライベートな間柄の相手からもらったメール返信だと、つい気が緩んで深夜や早朝などに返信をしてしまうことも。
しかし健康な相手は、いつもどおりの生活を送っていることを忘れず、常識の範囲内の時間帯でメール返信をしたほうが無難でしょう。
(5)返信不要の気遣いに感謝する
相手が「返信不要」の気遣い向けてくれた場合、その相手に最初に返信するメールでは、相手の気遣いに対して感謝を述べましょう。
5:体調不良時のメールは相手への思いやりが大事
体調を崩している相手へのメールで、もっとも大切なのは、相手への気遣い。また、体調を気遣うメールに返信するときも同様です。
相手の負担になるような内容のメールは避け、安心してもらえるような文面を心がけましょう。