恋のなやみに効くメディア

人と話したくないときの対処法と会話が少くてもイケる仕事3つ

大山奏

大山奏K.Ohyama

©gettyimages

目次

隠す

1:人と話したくないのは心の病気なの?

基本的に寂しがり屋という人でも、なんとなく人と話したくないときってありますよね。でも、その頻度が高くなると「もしかして私ちょっと変なんじゃ……」「今、精神的に参ってるのかな……」と不安になってしまうかもしれません。

そこで今回『Menjoy!』では20~40代男女500人に「人と話したくないと思うときがありますか?」と質問してみました。

 

結果は以下のとおりです。

よくある・・・196人(39%)

たまにある・・・223人(45%)

あまりない・・・49人(10%)

まったくない・・・32人(6%)

たまに人と話したくなくなるのは当然のことだということがわかりました。逆にまったくないという人のほうが能天気な楽天家で、変わっていると思っても良いのかもしれません。

 

2:家族や恋人とも話したくない…人と話したくない…ってなるときの心理5つ

人と話したくなくなるときって、どんな気持ちになっているのでしょうか? 男女に体験談をリサーチしてみました。

(1)疲れすぎてしゃべる気力がない

「私の場合は単純に、疲れているときですよね。体力とか精神力を削られてて、口を開くのも億劫……っていうときです。うっかり口を滑らせちゃうこともあるし、気を遣ってしゃべる気力もない。そういうときは、ただただ黙っていたほうが害がないって思っちゃうんです」(Kさん・35歳女性)

(2)誰も信じられない

「昔、恋人に裏切られたとき、人と関わるのがイヤになりました。恋人と私の友達が浮気してたんです。それを別の友達も見て見ぬフリをしていたって知って。もう誰を信じたら良いのかわからなくて、もう誰も信じられないし、しゃべりたくないって思いました」(Gさん・28歳女性)

(3)ストレスで人にあたりそう

「仕事とかでストレスが溜まっているときですね。自分でイライラしているのわかるし、つい人にあたっちゃうんですよ。それで自己嫌悪になることもあるし。ひとりで内に籠っているほうが、自分のためにも周りの人のためにもいいと思うんです」(Kさん・34歳男性)

(4)自分を否定されるのが怖い

「仕事とプライベートが両方上手くいかない時期があったんです。ついてないな、と思ったり、運がないなと思ったり……。そういう自信がないときって、人に何か話すんでも、全部否定されるんじゃないかって怖くなっちゃうんです。だから人と話したくなくて。まぁ、ひと言で言うと、病んでるってことですかね」(Hさん・29歳男性)

(5)気を遣うのに疲れた

「周りに合わせてばかりで、自分のしたいことが何もできない状態だったころは、人と関わりたくないと思ってました。遊びに誘われると断れなくて行くんですけど、そこでもずっと仮面を被っている感じで、素の自分なんて全然出せなくて。嫌われてもいいやって吹っ切れるまでは、人と一緒にいる時間がつらかったなぁ」(Tさん・31歳女性)

 

3:職場で人と話したくないときの対処法5つ

職場に行くと自分が話したくない気分でも、構わず話しかけてくる人もいますよね。そんなときの対処法もリサーチしてみました。

(1)忙しいフリをする

「とにかく忙しいフリをするのがいちばんですよ。ずっとタイピングし続けたり、話しかけられたら席を立って“ごめんなさい、今やらなきゃいけないことがあって”って言って、とりあえずトイレに駆け込んだりとか」(Tさん・31歳女性)

(2)体調が悪いフリをする

「話しかけないでねオーラを出せば良いと思います。ただ機嫌が悪いとかだと印象が悪くなるので、話しかけられてもトーンを低く返事をしておいて“どうかしたの?”って言われたら、すかさず“ちょっと頭が痛いんです”とか言うんです。意外とそのあとは放っておいてもらえますよ」(Kさん・35歳女性)

(3)出かける用事をつめこむ

「人と話したくない気分の日は、朝、外に出かける用事を無理やりにでも作って、会社にいる時間を短くしています。ちょっとした会社の買い物とか、郵便物の送付とか。他人がいつもやってくれている作業を肩代わりしてでも外に行くようにします。外を歩いていると比較的気分もマシになってくるので」(Hさん・29歳男性)

(4)資格取得の勉強をする

「そのときは人に話しかけられたくなくてやってたわけじゃないですが、資格取得のために仕事の空き時間や休憩時間などもずっと勉強をしていたんです。そしたら気を遣ってか、みんな話しかけてこなかったです。やっぱり勉強っていうと邪魔しないでおこうってなるんでしょうね。なのでおすすめですよ」(Kさん・34歳男性)

(5)無視する

「本当にどうしても話したくないときは、誰かが話しかけてきても無視してました。無視というか、聞こえないフリですね。もちろん業務にまつわる最低限は話しましたけど、肩を叩かれたり、名前を呼ばれなかったりしない限り、振り向きもしませんでした」(Gさん・28歳女性)

 

4:極力人と話したくない…という人におすすめの仕事3つ

最後は人と話すのが苦手だったり、苦痛だったりする人のために、なるべく人と話す機会のないおすすめの仕事をご紹介します。

(1)トラック運転手

ドライバーの仕事は運転すること。しかも、ほぼひとりでの業務です。搬入、搬出時などに挨拶や引継ぎなどの会話はありますが、それも最低限。ある長距離トラック運転手さんは「コンビニでお店の人に“おにぎり温めますか?”と聞かれて“あ、いいです”って答えたとき、“あ、今日初めて声を出したな”って思うときがよくある」と言っていました。

(2)翻訳家

翻訳家も基本、ひとり作業です。最近では受注などのやりとりもメールがメインで、業務上で誰かと会話することはほぼないそう。

(3)工場ライン作業

工場のライン作業中は私語厳禁というところも多いです。粛々と仕事に向かえます。工員同士、控室などであいさつなどはしたほうが人としていいとは思いますが、積極的に仲良くならなければいけないという義務感を強いられることは少ないでしょう。

 

5:人と関わりたくないときは関わらないのも手

人と関わりたくない、話したくないと思っているときに、無理して話をしようとすると余計に疲れてしまいます。「今はひとりになりたいな」と思ったら、その気持ちに正直になったほうがストレスを溜めなくて済むでしょう。それに、しばらくひとりで好きなことをしていたら満足できて、また「人と話したい」と自然と思うようになりますよ。