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大根おろしが辛いのには理由がある?辛味の原因と辛さを和らげる方法

水野 文也

水野 文也F.Mizuno

目次

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1:大根おろしが辛いときは…どうする?

大根おろしが辛くなる原因として、大根そのものに原因がある場合と、おろし方で辛くなっている場合があります。

使う大根の部位や、大根をおろしを作る過程によって味が変わってくるなんて、とっても不思議ですよね

そこで今回は、好みの大根おろしをつくる方法を探っていきましょう。

 

2:大根おろしが辛いのはなぜ?辛さの原因

1)大根は部位によって味が違う?

大根の味というのは、部位によってビミョーに変わってきます。辛い大根おろしになってしまうのは、もともと辛い部位をおろしたためかもしれません。

最も甘みがあるのは葉に近い部分。つまり、上のほうの部分ですね。水分も多いので、生で食べる大根サラダなどに適しています。そして、煮物に適しているといわれるのが真ん中の部分。ここは甘さと辛さのバランスが良いと言われています。

辛いのは大根の下部。細くなっているところです。下のほうは繊維が集中しているので固さもあり、炒め物などに適しています。

2)辛くなるのは、おろし方が悪いから?

大根の下のほうを切って食べても、辛いには辛いものの、耐えられないほどの辛さではありません。それが、どうしておろしたとたんに、ツンと鼻につくような、強烈な辛さになるのでしょう。

大根おろしの辛さには「アリルイソチオシアネート」という成分が関係しています。これは、大根の細胞が破壊されることにより発生する辛み成分。大根をすりおろすと、細胞が破壊されるため、辛くなってしまうのです。

そして、「アリルイソチオシアネート」を生み出す成分は、大根の下部に多くあるのです。そのために、大根の下部をすりおろすと、激辛の大根おろしができ上がるというわけです。

 

3:大根おろしの辛味を抑える方法4つ

1)すりおろすときに下部を避ける

大根の下部はもともと辛い部分。なので、辛みをなるべく抑えたいという場合は、甘みが感じられる上部をすりおろすのがおすすめ。スーパーなどで、カットした大根を買う場合、葉に近い上部を購入するようにしましょう。

2)乱暴にすりおろしてはダメ!

大根おろしが辛い最も大きな要因は、そのおろし方にあります。甘い部分を使っても、乱暴にすりおろせば、辛さが増してしまいます。なるべく細胞を破壊しないように、力を入れず円を描くようにやさしくおろしましょう。

3)すこし時間を置いてから食べる

大根おろしの辛みはおろしたてがもっとも強く、時間が経つとともに薄れます。そのため、おろしてから時間を置いて食べると、辛さが和らぎます。

4)温める方法も

辛み成分の「アリルイソチオシアネート」は熱に弱いという特徴があります。この性質を利用するのも効果的。大根をレンジで温めるなどしてからすりおろせば、辛さを抑えることができます。

そう言われてみれば、ブリ大根やふろふき大根など、火を通した大根料理が辛いという話は聞いたことがありませんよね。

 

 4:辛い大根おろしが食べたい!大根おろしを辛くする方法2つ

(1)大根の下の部分はもともと辛い!

辛い大根おろしをつくりたいなら、先端に近い下部を選んですりおろします。上部のほうは甘みがあるため、スーパーなどでカット済みの大根を買うときは、なるべく先端の部分を選ぶようにしましょう。

(2)力まかせにすりおろす

大根おろしの味はすりおろし方で変化します。辛みを求めるなら、大根の下部のほうを選んで、力まかせにすりおろしましょう。大根の細胞を滅茶滅茶に破壊することで、「アリルイソチオシアネート」が発生し、辛い大根おろしができます。

また、辛さにこだわるのであれば、おろしてすぐに食べることも忘れずに。

 

5:まとめ

野菜というのは、実はデリケートな食べ物。特に、大根などの根菜や、実を食べるトウモロコシなどは、収穫する時間帯でも味が異なってくるもの。

自分でできることとしては、調理の仕方を工夫すること。辛い大根おろしが苦手な場合はやさしく、辛くしたい場合は勢いよくすりおろしましょう。