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ハブるとは?会社でハブられたエピソードと大人になってハブられたときの対処法

青木 エイミー

青木 エイミーA.Aoki

目次

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1:「ハブる」の意味は?「はみご」との相違

まずは「ハブる」の正しい意味を見てみましょう。辞書には以下のように記されています。

はぶ・る

《名詞「はぶ」の動詞化》俗に、仲間外れにする。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

ハブるは若者用語として、ネットなどで浸透した言葉です。

ちなみにこれに関連する言葉で、「はみご」というものがあります。「はみご」は関西圏の方言。仲間外れにされた子、という意味です。「はみ出しっ子」というニュアンスが近いかもしれません。

 

2:会社でハブられたエピソード5つ

具体的にどのような場面で「ハブる」という言葉を使うのに相応しいのでしょうか。職場でハブられた経験のある人たちにエピソードを伺いました。

(1)会社の休憩時間に自分だけ取り残された

「最初は自分の勘違いかなと思っていたのですが、休憩でトイレに行っている間に、私以外の社員のみんなでごはんに行っていたんです。最初はたまたまトイレに行っていたせいで忘れられたんだろうな〜と思っていたんですが、そういうことが続いて……。

さすがに鈍い私でも“これはハブられてるな”と気がつきました。社会人になってまで、大人気ないですよね。少し寂しいですが、ぼっち飯を楽しんでいます」(Sさん・25歳女性)

(2)グループLINEに自分だけいない

「ある日、たまたま会社のグループLINEがあることを知りました。僕はまったく知らなかったんですけれど、そこで飲み会の案内などをしていたみたいです。重要な仕事の内容は回ってくるので、困ってはいないんですけれど……。

話題を耳にしてしまった瞬間、同僚の女の子が“あっ”って声をあげたのでモヤモヤしています。多分、僕だけ入っていないか、特定の数人だけ入っていないんでしょうね。まあ、飲み会があっても、行かないからいいんですけれど」(Gさん・35歳男性)

(3)上司の誕生日のことを自分だけ聞いていない

「私、アルバイトなんですけど、お局さま的な人に嫌われているんです。その人の主催で、店長の誕生日をサプライズで祝おうっていう話になったらしいんですけど、私にだけ、その企画内容を教えてもらえず。

いざ彼の誕生日になったときに、みんなは彼に寄せ書きとプレゼントを渡していたのに、私だけ何も用意してなくて。お局に嫌われているのはしょうがないとおもっていましたが、親しいと思っていた人も教えてくれなかったことがショックでした。

店長にもなんだか申し訳ないので、後日ちゃんとプレゼントを買って“私だけ聞きそびれちゃったみたいで”ってごまかしておきました」(Aさん・22歳女性)

(4)昼寝している間に全員移動していた

「前の会社で、休み時間に昼寝している間に放置されました。どうやら、別室で部屋のセッティングをする予定だったみたいなのですが、僕が寝ていたので聞いてなかったんですよね。

目が覚めたら私以外部屋に誰もいないので、慌ててみんながいる場所を探しました。ようやくわかって、その部屋に入った瞬間に爆笑されたので、全員に悪意があったんだと思います」(Oさん・35歳)

(5)同僚メンバーに入れてもらえない

「僕自身の経験ではないのですが、ハブられているんじゃないかと気になっている後輩がいます。会社に新卒が4人入ってきたんですけれど、3人は仲良くつるんでいるんですよね。ひとりがとてもおとなしい子なので、入社初日にうまく打ち解けられなかったんだと思います。

なんだか孤立しているし、勘違いかもしれないけれど、その子が“あの……”とか細い声で声をかけても、その3人は聞こえないふりをしている感じがします」(Iさん・28歳男性)

 

3:大人だからこそ!ハブられたときに有効な対処法3つ

(1)おひとりさまを楽しむ

特定の人をハブって楽しむような陰湿な人とは親しくなれない……って思ってしまいますよね。そんなときは無理せず、おひとりさまを楽しんでしまいましょう。

仕事は仕事、プライベートはプライベートだときっちり分けて、職場は働きに来ているのだと割り切ればいいのです。

(2)他のコミュニティを探す

ハブるような相手のご機嫌をとるのは困難なことです。自分の居場所が欲しいのであれば、他に目を向けるのも方法です。

例えば会社の上司や後輩、別の部署の人。もっと視野を広げると、同じビルを利用している別の会社の人とだって仲良くなれるかもしれません。休み時間など、息抜きの時間に一緒に過ごせる相手が見つかるといいですね。

(3)積極的に関わってみる

悪意があって仲間外れにしているのではなく、どう関わっていいかわからないから関わることができない……というケースもあります。付き合いにくいと思われていると、それだけでハブられてしまうことも。

その場合には、積極的に自分から話しかけてしまいましょう。「印象と違ってた」と受け入れてもらえるかもしれません。どうしても自分から話しかけるのが難しい場合には、お菓子を差し入れたりしてみるのも方法です。給湯室など、職場の“出張お土産置き場”のような場所に、“〇〇からのいただきものです。よろしければどうぞ”と誰が差し入れたかわかるように置いておけば、食べた人が話しかけにきてくれるでしょう。

 

4:まとめ

ハブる人は、単にその人との付き合いがわからないか、幼稚なだけです。こちらがちょっと大人になって、相手を刺激せず対処してしまいましょう。