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お腹パンパンで苦しい!即効ガス抜きポーズをインストラクターに聞いてみた
並木まきM.Namiki
目次
隠す1:快便なのにお腹が張ることも…
快便が続いていても、お腹が張ってしまうことがあります。そんなとき、「きちんとお通じがあるのに、なぜ……?」「何か悪いものを食べたのかも」などと不安になってしまう人もいるでしょう。
快便でもお腹が張る場合には、便通とは関係ないところに原因が潜んでいるかもしれません。
2:お腹が張って気持ち悪い…考えられる原因5つ
(1)食べすぎ
いつもより食べる量が多かった食事のあとには、なんとも言えないお腹の張りを感じ、不快感を覚える人も多いでしょう。食べたものの消化が進み、お腹がこなれてくれば張り感は収まりますが、食べすぎによって胃の働きが弱まってしまう可能性も。そのため、不快感に頭を抱える人も珍しくないでしょう。
(2)水分の摂りすぎ
食べ物ではなく、飲み物をとりすぎたときにも、お腹が張って不快な感覚を覚えがちです。飲んだ水分が尿などで排出されることにより、徐々にお腹もスッキリしてくるでしょう。
(3)空気の飲み込みすぎ
会話や食事のときに、空気を飲み込みすぎてしまうのも、お腹が張る原因になります。これを防ぐためには早食いを避け、誰かとの会話中にも深呼吸などでリラックスした環境を意識するといいでしょう。
(4)アルコールの飲みすぎ
アルコールを飲みすぎると、内臓の機能が低下しやすいために、お腹の張り感を覚える場合もあります。
(5)ストレス
ストレスがかかった状態が続いているせいで、慢性的なお腹の張りに悩む人も少なくありません。これは消化器など内臓系に負担がかかっている場合もあります。また、ストレスのせいで上述したような空気の飲み込みすぎになっている場合もあります。
3:即効でお腹のガス抜きをしたい!お腹がパンパンで苦しいときにやるべきヨガのポーズ5つ
それではここから、ヨガインストラクター有資格者の筆者が、お腹が張っているときに試したいヨガのアーサナ(ポーズ)を5つご紹介します。
(1)ガス抜きのポーズ
仰向けに寝た状態で、両膝を胸に引き寄せながら状態だけを起こす「ガス抜きのポーズ」は、お腹へのマッサージ効果が高い動き。お腹に空気が溜まっているときに、文字どおり、ガスが抜かれていくような効果が期待できるポーズです。
(2)ねじりのポーズ
上体だけをひねる「ねじりのポーズ」も、お腹に溜まったガスに効率的にアプローチできる動きです。
床に座り、左ひざを外側に倒したら、その上から右足をクロスさせます。そのまま息を吸って背骨からまっすぐ伸ばしたら、息を吐きながら上体だけを右側にねじっていきます。このときの手は、右手は左足のひざを、左手は右ひざを軽くつかむように。よりねじりが深まります。
(3)コブラのポーズ
下腹部に溜まっているガスを抜くならば、上体を反らす動きの「コブラのポーズ」もおすすめです。
床にうつ伏せになり、足をそろえたら、手のひらを下向きにして、肩の横にセットします。そのまま息を吸いながら、上体だけをゆっくりと上へ逸らしていきます。このとき、おへそは床につけたままの状態をキープ。しっかりと上体が伸びたら、そのまま5回深呼吸をします。
そのあと、息を吐きながら、ゆっくりとうつ伏せに戻りましょう。
(4)ブリッジのポーズ
胃や下腹部など、お腹が全体的に張っているように感じるときには、ブリッジのポーズもおすすめです。
仰向けに寝てから、足を腰幅に開き、上体は床にあずけます。手を体側に沿って置いてから、手のひらを下にして床につけ、ゆっくりと息を吐きながら、下半身だけを持ち上げていきます。
このとき、背中の上部は床から持ち上げず、床につけたままキープ。背骨の真ん中、肩甲骨の下あたりから下半身を持ち上げるイメージです。
しっかりと上がったら、そのままの姿勢をキープしながら深呼吸を5回繰り返し、息を吐きながらもとの仰向けにゆっくりと戻しましょう。
(5)前屈のポーズ
オフィスなど、寝転がってヨガをする環境にない場合には、前屈のポーズで腹部に刺激を加えることもできます。
背骨を1本ずつ積み上げるようにまっすぐ立ったら、息を吐きながら、足の付け根部分から上体を前に折るようなイメージでゆっくりと倒していきましょう。
手が床につかない場合には、ふくらはぎなど自分ができる範囲で前屈姿勢を深め、そのまま5秒キープ。息を吸いながら、ゆっくりと背骨を積み上げるように再び上体を起こしていきます。
4:「お腹が苦しい」はツライ!
お腹が苦しいときは苦しくてたまらない思いもするものの、治ってしまうとついついその苦しみを忘れてしまって、また繰り返してしまうことも。
日ごろから健康的な生活を心がけ、胃腸など内臓に負担をかけない食生活を心がけておくことも、お腹が張るを予防するには欠かせませんよ!