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人生失敗ばかりで辛い…人生に絶望を感じたときの立て直し方
青木 エイミーA.Aoki
目次
隠す1:人生失敗ばかり…後悔の原因は?
長く生きていると、過去を振り返って「人生を失敗した」と思ってしまうこともあります。ですが、失敗だと思ってしまう原因には、どのようなことがあるのでしょうか。
そこで今回、『Menjoy!』では、20〜40代の男女500名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「人生において最も失敗だったと思うことは何ですか?」と聞いてみました。
結果は以下のとおりです。
1位:学生時代に勉強しなかった・・・106人(21.2%)
2位:貯金をしなかった・・・67人(13.4%)
3位:挑戦や夢を諦めた・・・49人(9.8%)
4位:本意ではない就職・・・44人(8.8%)
5位:友人などに人間関係を大切にしてこなかった・・・39人(7.8%)
6位:ダメージの残る恋愛・・・38人(7.6%)
7位:結婚相手を間違えた・・・29人(5.8%)
8位:親を思いやれなかった・・・23人(4.6%)
※その他28人(5.6%)、失敗したと思うことはない77人(15.4%)を除く
失敗したと思う理由はさまざまですが、約85%の人は何かしらの失敗を抱えているということがわかります。
2:人生失敗した…と感じる瞬間のエピソード5つ
では、その具体的な状況をうかがっていきましょう。
(1)飲みサーで明け暮れていた大学時代
「高校生まではまだ遊び盛りだと思うけれど、挽回のきく大学生で頑張らなかったのは大失敗。僕は飲みサーの活動で学生を謳歌しすぎたので、それを後悔しています。しかし、逆に勉強しかしなかった友人は、学生時代に人間関係を作るべきだったというので難しいところではありますが……」(Gさん・35歳男性)
(2)結婚式はもっと盛大にやりたかった
「付き合って7年の彼女とは結婚するつもりだったのですが、給料が安く、なかなか踏ん切りがつかなくて。でも彼女のおばあさんの体調が悪くなり、急いで結婚することに。でも貯金がなく、あまり立派な結婚式を挙げることができませんでした。人生何があるかわからないのだから、貯金をもう少ししてたらな……と後悔しましたね」(Iさん・26歳男性)
(3)結婚してから本気の恋をした
「家庭を持って10年、子どももいますが、奥さんではない人に恋をしてしまったのです。これまで奥さんに抱いていた感情とまったく違う、自分ではどうしようもない気持ちで……。そのときは、結婚している自分をひどく悔やみましたよね。しかし、家庭もあるので思いに蓋をしました」(Wさん・30歳男性)
(4)挑戦する前に家庭を持ったこと
「いつか起業をしたいという夢をもっていたのですが、本格的な準備期間になったら恋愛もできないだろうと思っていたので、早めに結婚してしまったんです。でも、守るべきことができて保守的になってしまいました。結局、スキルを学ぼうとした会社で、居場所を確保するのな必死で……。心残りですね」(Aさん・48歳男性)
(5)些細なケンカで別れた初恋の彼と復縁できず
「私にとっては初めての恋愛。だからこそ、価値観を擦り合わせていくことが必要なんだって、わかっていなかったのかもしれません。結局、すごく些細なすれ違いが原因で別れてしまいました。
そのあと何人かと交際しましたが、彼との恋愛が最も幸せで楽しかったなぁと後悔……。しばらくはチャンスを狙っていましたが、彼は長く付き合っていた彼女とそのまま結婚してしまいました」(Oさん・35歳女性)
3:人生失敗だらけ……「もう死ぬ」と思ったときの立て直し方5つ
(1)まずは深呼吸
負の連鎖に陥ると、何をしても失敗するかもしれないと思うようになってしまうもの。自然と呼吸が浅くなって思考回路が働かなくなるので、一度深呼吸をして、気持ちを切り替えましょう。
(2)まずは心と体を休める
焦っているときほど、休んでいることが不安になるかもしれません。ですが、疲れていたりストレス状態にさらされていたりすると、いい結果も遠ざかるもの。まずはしっかり自分を休め、万全な状態にすることが大切。
(3)自分を客観視してみる
自分は人生失敗だらけだと思っているかもしれませんが、本当にそうなのでしょうか。人は意識しないうちに、ネガティブなほうに目が向いてしまいがちです。自分を客観的に見て、これまで成功したことが何かないか探ってみることで、少し前向きになれるでしょう。
(4)原因を追求し取り除く努力をする
仕事のミスが続いて上司に怒られることが続くと、自分がダメな人間に見えてしまうかもしれません。ですが、ミスが繰り返されるということは、何かしらの原因があるはず。それを冷静に見つけ出して取り除ければ、もう失敗はしないでしょう。
(5)ストイックに環境を変えてみる
過去には戻れないですが、明日からは違う自分になれるかもしれません。思い立ったその日から、仕事に関する勉強をしたり、人に優しく接したりと、これまで後悔してきたことを反省して、二度と後悔しないように生活してみるのはいかがでしょうか。
4:もう二度と「人生失敗」なんて思わないための心がけ
後悔は“しなかったこと”に対して生まれることが多いと言われています。なので、迷ったときには、まず挑戦してみましょう。人生何が起こるかわかりませんから、「明日で人生が終わるかもしれない」と思いながら生活を送れば、悔いのないように生きれるはず。
ですが、いつでも全力で生きるとなると、すぐに限界がきてしまうことも……。そんなときなちょっとリラックスして、また明日に頑張りましょう!
5:人生失敗しても手遅れなんてことはない!
これまでの人生で、失敗したと思っていることや、後悔していることのひとつやふたつ、誰にでもあるでしょう。しかし、過去は変えられませんが、未来は変えることができます。
「1万時間の法則」によれば、人は100万時間もあれば達人になれると言われていますし、何かを始めるのに遅すぎるということはありません。今日から理想の自分を目指し、これからの未来に後悔しないよう生きればいいのです。