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身内に不幸があったら?身内に不幸があった際に伝えるべき相手とメール例文

水野 文也

水野 文也F.Mizuno

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目次

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1:身内に不幸があった場合に求められること

1)「身内に不幸があり」の意味とは?「身内の不幸」「身内が亡くなる」の英語での言い方は

身内の不幸とは一般的に、配偶者、子ども、自分の両親、祖父母、兄弟、伯叔父、伯叔母、従兄弟や従姉妹、配偶者の両親・や祖父母など親族が亡くなったときの表現です。

配偶者や両親など身近であれば、「身内」とせずに具体的に知らせることが多いので、そうでない血縁の場合に使うことが多いようです。

また英語では、以下のように表現します。

「One of my relatives passed away」(親戚のひとりが亡くなった)

「A close relative passed away」(近い親戚が亡くなった)

「Lately there has been a death in my family」(最近、身内に不幸があった)

2)身内の不幸の仕事の休みは何休み?

身内が亡くなったときは、葬儀に参列するために、また配偶者や両親の場合は、もろもろの手続きなど行わなければならないことがあるため、企業などでは忌引休暇や慶弔休暇が制度としてあるのが一般的です。有給休暇ではなく、こうした休暇で申請しましょう。

その日数ですが、会社や学校などによって日数は異なります。世間の相場として配偶者の場合は10日間、両親は7日間、兄弟姉妹や配偶者の両親は3日間など、身近な人であればあるほど長くなります。あらかじめ知っておきましょう。

3)身内の不幸の香典額は?

香典の額については、身近であるか、自分の年齢などによって、額が異なっています。伯父叔母や従兄弟姉妹は、親密度によって異なるでしょう。また、20代なら相場の下限近く、40代なら上限近く。以下に示したのは、あくまでも平均的な相場とご理解下さい。

また、祖父母や伯叔父・伯叔母がなくなった場合などは、兄弟姉妹、いとこなどと額について事前に相談するのもいいでしょう。

いざというとき、慌てないように備えておくのがいいですね。

祖父母(祖父・祖母)・・・10,000〜50,000円

父・母(配偶者の両親父・母)・・・30,000〜100,000円

兄弟・姉妹(配偶者の兄弟・姉妹)・・・30,000〜50,000円

伯叔父、伯叔母・・・10,000〜30,000円

従兄弟姉妹・・・3,000〜30,000円

 

2:身内に不幸があった際に伝えるべき相手とメールでの例文

1)電話で迅速の伝えるのが基本

訃報は、迅速かつ確実に伝えるのが鉄則です。親戚や故人と親しい人には、電話で連絡するべきでしょう。

訃報を連絡する順番としては、家族や親族、故人の友人や知人、会社関係および学校関係、遺族の関係者、近所の人や町内会・自治会が一般的。この場合、亡くなった事実のみを伝え、後から葬儀の詳細などを伝えるようにします。

順番は後になるとしても、会社への連絡は忘れないようにしましょう。突然の休みで、周りに迷惑がかかる可能性があるほか、会社として葬儀に参列することもあるからです。

親族などは、訃報の連絡は深夜であっても非常識にはなりません。ただ、それ以外の人で、早朝や深夜で電話が難しい場合はメールで伝えましょう。第一報をメールで伝えた場合、後ほど電話でフォローするといいでしょう。 

2)仕事関係はメールで

仕事関係については、取引先などに「身内に不幸があり休暇をとること」「仕事上で伝えておかなければいけないこと」などを忘れずにメールします。業務への影響が小さくなるようにしなければなりません。アポイントがある場合などは、知らせることが必須であるのは言うまでもありません。

取引先へは以下の例文のように通知します。 

【件名】アポイント日時変更のお願い

【本文】

○○株式会社 ○○部 ○○様

いつもお世話になっております。

 株式会社〇〇の〇〇です。

〇月〇日 XXについての打合せをお願いしておりました件でご連絡差し上げました。

私事で大変恐縮ではございますが、身内に不幸があったため、打合せの予定を延期していただければと存じます。

急な予定変更となってしまい、誠に変申し訳ございません。

なお、私の不在の間に何かありましたら、弊社〇〇宛にご連絡お願い致します。

ご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。

休暇明けに改めてお日にちの調整についてご連絡させていただきます。

何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社〇〇 ○○部 〇〇

先方も事情を察してくれますので、長々と状況や心情などは書き込まず、簡潔に要件のみを伝えるのが得策です。

 

3:「身内に不幸があった」とビジネスで関連で連絡が来た場合の返信メール例

一方で、同様のメールを受け取るケースもあるでしょう。その場合、スルーせずに返信をするのがマナー。相手は落ち込んでいますので、メールの返信も十分に配慮することが必要です。

ビジネスの関係者を想定して、以下の例をサンプルとして挙げてみました。注意したいのは、重い言葉を使わないことと、忌み言葉に気をつけること。そして文章は短くします。 

1)上司への返信例

ご尊父様(ご母堂様)のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

心身ともに大変なときと存じますが、ご無理をなさらないようにお願い致します。

まずは略儀ながらメールにてお悔やみ申し上げます。 

2)取引先への返信例

この度は、お身内にご不幸があったと伺いました。心から哀悼の意を表しますとともに、故人のご冥福をお祈り申し上げます。

どうぞお力落としのないように、ご自愛なさって下さい。

まずは略儀ながらメールにてお悔やみ申し上げます。

 

4:結婚式は?身内に不幸があったとき、自分が新郎新婦の場合や他人の結婚式に参列するときの常識

結婚式を控えて身内に不幸があり、自分が新郎新婦であった場合、そのまま行うか延期するかは、亡くなった人が自分にとってどのような関係であるかが重要。自身は構わなくても、親兄弟など近親者の気持ちに配慮することが大切です。

延期はキャンセル料など経済的な問題が生じる可能性もありますが、親族の反対を押し切ってまで……というのは極力避けたいものです。

一方、他人の結婚式に参列する場合、おめでたい席ですから、出席する際には、触れないほうがいいでしょう。

また、どうしても出席できなくなった場合、連絡が必須なのは言うまでもありません。しかし、言葉を濁して理由を伝えたほうがベター。出欠の返事を出す時点の場合は、以下のような例文を参考にして返事を出して下さい。

ご結婚おめでとうございます

ご招待大変嬉しく存じます

どうしても都合がつかずとても残念ですが欠席させていただきます

いつかお話を聞かせて下さいね

 

5:まとめ 

亡くなった方が両親など身近な人で、葬儀の喪主になった場合、悲しむ間もなく、やらなければならないことがたくさんあります。必要なことは確実に、その訃報の連絡を各方面に知らせること。とても重要な作業ですので、きちんとお知らせしましょう。