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ポット洗浄のやり方!ポットが汚れる原因と洗う頻度・アイテム
桃倉ももM.Momokura
目次
隠す1:ポット洗浄してる?
電気ポットはすぐにお湯が沸き、そのまま保温できるという便利なアイテム。ひとり暮らしを始めたとき、最初に買ったキッチン家電だという人も多いでしょう。しかし、定期的にお手入れをしている人はどれくらいいるのでしょうか。
今回『Menjoy!』では独自のアンケートを実施。20代~40代の男女500人に「電気ポットを洗浄していますか?」という質問をしてみました。
結果は以下のとおりです。
定期的にしている・・・68人(18.6%)
たまにしている・・・143人(28.6%)
したことがある程度・・・102人(20.4%)
したことがない・・・187人(37.4%)
ポットを洗浄を「したことがない」という人が全体の約4割。水しか入れていないわけだし、沸騰させるわけだから菌も死んで清潔なのでは? そう考える人が多いのかもしれません。
しかし、水道水を使っている場合には、内側にカルキが溜まったり、ミネラル成分などが不純物として残ったりなど、知らず知らずのうちに汚れ、沸かしたお湯の味にも影響があるかもしれません。
そこで今回は、意外と簡単にできる、ポットの洗浄方法をご紹介していきます。
2:何故汚れるの?ポットを洗浄しないといけない理由3つ
お湯を沸かし、保温しておくためのポット。入れるのは水だけなのに、どうして汚れてしまうのでしょうか。定期的にお手入れをしなければならない理由などを解説していきましょう。
(1)カルキやミネラルが蓄積してしまう
ポットの底に白い結晶のようなものがプチプチついていたり、うっすらと膜のような汚れがついていたりします。これは、水道水のカルキや、ミネラルウォーターに含まれるカルシウムやミネラルが蓄積したもの。無害ではありますが、見た目に不潔です。
(2)匂いが気になる
ポット内に汚れがついたままの状態でお湯を沸かすと、悪臭がすることも。沸かしたお湯をおいしく飲みたいのであれば、定期的なお手入れが必須です。
(3)故障の原因に
汚れを長い間放置すると、内部が緑色に変色してくる場合があります。これは錆の一種。金属部分が錆びつくとポットが壊れる要因にもなるので、錆になる前に対処したいところです。
3:クエン酸や重曹で簡単にできる!ポットの洗浄方法5つ
次は、ポットの洗浄方法を詳しく見ていきます。ちゃんとお手入れ方法を分かってしまえば、それほど難しいものではありません。
(1)クエン酸を使う
クエン酸には、固まったミネラル成分を溶かす効果があります。クエン酸を水を満杯にしたポットに適量を入れ、お湯を沸かし、2〜3時間置放置したら、お湯ごと捨てるだけ。それだけで、スッキリキレイになりますよ。
(2)重曹を使う
重曹には、研磨作用と消臭効果があり、内部の汚れはもちろん、ぬめり、嫌な臭いも取り除いてくれます。使い方は(1)のクエン酸と同じ、水に重曹を入れてから沸かし、しばらくしたら捨てるだけ。とても簡単です。
(3)レモン
クエン酸の代わりにレモン汁を使っても、同じ効果が得られます。お手入れ方法は(1)の方法と同じです。
(4)酢
ポット洗浄は、お酢を使うことでも可能です。ひとり暮らしの場合などで、賞味期限が切れてしまったお酢があれば、お掃除に使ってみましょう。これもやり方は(1)の方法と同じです。
(5)専用の洗剤を使う
ポット専用の洗剤が販売されているので、それを使うのも有効です。ただし、外側は水洗いできないタイプも多いです。そういった場合は、中だけ専用の潜在を使い、外側は汚れとりスプレーを吹きかけたキッチンペーパーや古布などで拭くのみにとどめましょう。
4:ポット洗浄の頻度は?
いったいどのくらいの頻度でポットを洗浄するのが理想なのか。タイガー魔法瓶株式会社のホームページによると以下のように示されています。
※クエン酸洗浄は3ヶ月~半年を目安に行っていただければ、末永くご使用頂けます。出典:タイガー魔法瓶株式会社 公式ホームページ
毎日使っている場合でも、1シーズンに1回お手入れすれば安心ですね。清潔なポットでおいしいホットドリンクやカップ麺を作りましょう!
5:ポット洗浄に便利なポット洗浄中とは?
ポットの洗浄に便利なのが小林製薬が販売する「ポット洗浄中」。固形タイプのポット専用洗剤を水で満杯にしたポットの中に入れて沸かすだけで、ポットの内部が綺麗になります。
固形タイプなので、分量などを量る手間もありません。重曹やクエン酸でのお手入れすら面倒くさい……という人にはおすすめです。
6:まとめ
ポットの汚れというのは、基本的には無害です。しかし、見た目が不潔だし、錆びれば味もかわってしまうし故障の原因にも。洗浄方法は簡単なので、1シーズンに1回くらいは、ぜひともお手入れをしてくださいね。
【参考】