恥垢とは?かゆみやにおいの原因になる恥垢の正しいケア方法

恥垢とは、陰茎や陰唇などにたまってしまう垢(あか)のような分泌物。恥垢がたまってしまったり、放置していたりすると、かゆみやにおいの原因になってしまうこともあります。そこで今回は、恥垢がもたらすデメリットや溜まってしまう原因、また、ケア方法もあわせてご紹介します。
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1:恥垢とは?英語で言うと…

そもそも恥垢とはなんと読むのでしょうか。辞書で調べてみました。

ち‐こう【恥×垢】

陰茎や陰唇などのひだの間にたまる垢 (あか) のような分泌物。スメグマ

出典:デジタル大辞泉(小学館)

要するにデリケートゾーンに溜まる汚れのことですね。溜まることが恥ずかしいのではなく、恥部から来ていると推察されます。

辞書にもありますが、英語では「smegma(スメグマ)」といいます。またスラングでは「cheese」で表現することもできます。

 

2:アソコがかゆい!ニオイも!恥垢がもたらすデメリット3つ

恥垢がたまるとどうなってしまうのか、女性の体についての正しい知識を伝えるため、ライターとしての活動もしている、看護師の大木アンヌさんにお話を伺ってきました。

(1)雑菌の繁殖

大木:恥垢とは、デリケートゾーンに溜まるクリーム状の白い垢のようなもの。ねばねばしていて、こびりつきやすいといえます。放置してしまうと、雑菌が繁殖してしまい、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。

(2)におい

大木:雑菌が繁殖にすることによって、においが発生することもあります。デリケートゾーンのにおいが気になるという人は、皮やひだなどの間も優しく洗うようにして、恥垢をしっかりと洗い流してください。

(3)かゆみ

大木:恥垢を放置していると、かゆみの原因になることもあります。デリケートゾーンがかゆかったり、むずむずしていることに悩んでいたりする人は、恥垢をしっかり洗い流せているか、チェックしてみましょう。

 

3:恥垢が取れない!洗っているのに恥垢が溜まってしまう原因5つ

今度は、ちゃんと洗っているつもりでも溜まってしまう原因についてご紹介します。

(1)皮膚の間の奥に入り込むから

大木:女性の場合、恥垢は、小陰茎と大陰茎の皮膚の間に溜まりやすい傾向があります。ここはひだ状になっていて、洗いにくい部分。自分では清潔にしていると思っていても、ちゃんと洗えていなくて、洗い残しているケースも多いです。

(2)クリーム状だから

大木:恥垢の形状も溜まりやすさの要因になっています。恥垢とはデリケートゾーンに溜まるものなので、湿気を含んでいることが多く、クリーム状になってこびりつきやすい傾向があります。そのため、サッと水で流したくらいでは、しっかりと洗えていないことがあります。

(3)陰部を洗うことへの抵抗

大木:人によってはデリケートゾーンを自分で見たり、触ることに抵抗のある人もいるでしょう。そのせいで、サッと流しておしまいにしてしまったり、汚れているかをしっかりと確認したくなかったりしてしまうことも。洗っているつもりでも、実は洗えていないということが起こります。

(4)見えづらい

大木:デリケートゾーンは自分で確認しやすい部分ではありません。自分の性器がどうなっているか、しっかりと観察したことがない人も多いでしょう。どういう形をしているかがわからないために、洗えていない部分が出てきてしまうことがあります。

(5)ケア方法を知らない

大木:デリケートゾーンの適切なケア方法を知らないことも原因のひとつと考えられます。他の人がどうしているか、話を聞きづらい内容でもありますし、学校などで習うこともありません。そのため、ケア方法を知るきっかけが少ないことも、恥垢が残りやすい原因のひとつでしょう。

 

4:恥垢とは無縁な人生を!正しいケア方法5つ

まずは、しっかりとした対策を知ることが大事! ということで、その方法について、引き続き大木アンヌさんにお話を伺いました。

(1)専用の石鹸を使う

大木:基本的には専用の石鹸を使用するのがいちばん安心です。デリケートゾーンは敏感な部分なので、強い刺激を与えすぎると炎症を起こしてしまったり、かゆみや痛みを感じてしまうことも。丁寧すぎるケアが逆効果になってしまうことがあるわけです。

(2)泡で洗う

大木:タオルなどでゴシゴシ洗ってしまうと、刺激が強すぎてしまうことがあります。また熱すぎるお湯もNG。ぬるま湯を用いて、指の腹で優しくこするようにして洗ってみてください。

(3)皮膚が重なりあっている部分まで洗う

大木:デリケートゾーンは複雑な形状をしているもの。皮膚が重なり合っている部分があり、その内側に垢が溜まりやすくなります。溝に沿うように、内側も丁寧に洗ってあげてください。

(4)膣内は洗わない

大木:基本的に膣内は自浄作用といって、雑菌が繁殖しないような機能が備わっています。恥垢が気になるからと膣内まで洗ってしまうと、その作用が崩れてしまい、かえって炎症を起こしやすくなってしまったり、雑菌が繁殖しやすくなってしまうことがあります。

(5)アンダーヘアもしっかりと洗う

大木:アンダーヘアもしっかりと洗いましょう。アンダーヘアはうねうねとしているので、汚れが付着しやすい傾向があります。Vラインだけではなく、IラインやOラインもしっかり洗いましょう。生理の時期は、アンダーヘアに付着した血液に雑菌が繁殖して、においの原因となることもあります。

 

5:まとめ

デリケートゾーンというのは、あまり自分ではじっくりと観察しない部分かもしれません。でも、正しくケアするためにも、自分のカラダのことは知っておいたほうがいいでしょう。

好きな人とのエッチで「恥垢が……」と思われないためにも、ちょっとだけ意識を向けて、しっかりケアしておきましょうね。

 

【取材協力】

大木アンヌ・・・ルーマニア人ハーフの看護師。家庭や恋人同士で使える簡単な医療の知識を少しでも伝えていくため、ライターとしても活動中。