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結婚と恋愛の関係…結婚に恋愛感情は必要?結婚相手と恋愛したい相手の違い

中田綾美

中田綾美A.Nakata

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目次

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1:結婚と恋愛のニュースは常に気になる!

芸能人であれ一般人であれ、結婚に関するニュースは気になる!という女性も多いのではないでしょうか。「長年の恋愛を成就させたんだな」「この人は好みのタイプがブレないな」などといった感想を持つこともあります。

一方で、「えっ、今までの恋愛相手は何だったの?」と驚くことも少なくないですよね。例えば、イケメン俳優と数々のスキャンダルのあった女性芸能人が、年上の大物実業家と電撃結婚……などと聞いたら、「結婚と恋愛って別物なの?」と思ってしまったりもします。

実際のところ結婚に恋愛感情は必要なのでしょうか。そんな素朴な疑問に答えるべく、『Menjoy!』では既婚男女にアンケート調査を実施しました。

 

2:結婚に恋愛感情は必要なの?アンケート結果は…

(1)既婚男性の場合

既婚男性226人に対して「結婚に恋愛感情は必要だと思いますか?」と質問したところ、結果は以下のようになりました。

絶対に必要・・・106人(46.9%)

どちらかというと必要・・・90人(39.8%)

あまり必要でない・・・18人(8.0%)

結婚と恋愛はまったく別物だから必要でない・・・12人(5.3%)

約半数が「絶対に必要」と回答しています。「結婚しても妻とラブラブ」なのか、もしくはそれを目指している男性が多いことがわかります。

では、女性はどうなのでしょうか。

(2)既婚女性の場合

ということで、既婚女性342人にも同様の質問をしてみました。

絶対に必要・・・130人(38.0%)

どちらかというと必要・・・162人(47.4%)

あまり必要でない・・・32人(9.4%)

結婚と恋愛はまったく別物だから必要でない・・・18人(5.3%

「絶対に必要」と「どちらかというと必要」を合わせた数字は、男女ともに約75%とほぼ変わらず。ただ、「絶対に必要」に限ってみると、男性が女性を10ポイント近く上回っており、男性のほうが結婚と恋愛を強く結びつけていることが伺えます。

 

3:男女で違う?結婚したい相手と恋愛したい相手の違い5つ

結婚したい相手と恋愛したい相手には、何か違いがあるのでしょうか? 男性3名、女性2名の具体的な意見をご紹介しましょう。

(1)結婚したいのは「対等に議論ができる女性」、恋愛したいのは「とにかく容姿がいい女性」

「恋愛対象の女性を選ぶときには、やっぱり容姿から入っちゃいます。僕の好みのタイプは、色白で細身。乃木坂46の白石麻衣さんみたいな感じの子ですね。これを言うと自慢になっちゃいますが、僕の歴代彼女は、連れて歩くとまわりの男から嫉妬の視線を浴びまくる美女ばかりです。

ただ、結婚するとなると、容姿は二の次かな。頭のいい女性……というか、対等に議論できる女性と結婚したいです。僕は証券会社に勤めているので、世界情勢などについての知識もあるような女性がいいなと思っています。

実は今、会社で狙っている子がいるんです。国立大学の理系学部卒で、頭の回転がめっちゃ速い! 正直、顔は僕の好みからははずれているので、最初はまったく眼中になかったのですが、よく仕事のフォローをしてもらっているうちに気になる存在に……。

だけど、今まで付き合った女の子たちとまったく違うタイプなので、どうアプローチすればいいのか、わからなくて悩んでいます……」(28歳男性/証券会社勤務)

(2)結婚したいのは「処女」、恋愛したいのは「経験豊富な女性」

「結婚するなら処女、絶対処女がいいです! どんな美人でも、非処女と結婚なんて、僕のなかではありえないと思っています。

だけど僕自身は、女性とそういう関係になったことがないので、結婚の前に恋愛するなら、経験豊富なお姉さんに、優しく手ほどきしてもらいたいです」(25歳男性/大学院生)

(3)結婚したいのは「家業を任せられる女性」、恋愛したいのは「高スペックな女性」

「自分の話じゃなくて、友人の話なのですが、僕の友人は、東北地方の某有名老舗旅館の御曹司。東京の大学に進学し、卒業後、数年間は実家を継ぐ修業のために、首都圏のホテルに勤めていましたが、そのころの彼は非常にモテました。

なにせ、家柄はいいし、ディーン・フジオカ似のイケメンだし、物腰はやわらかいし……。学生時代にはモデルやミスコン受賞者、社会人になってからは外資系のバリキャリ女性や女医さんなど、ハイスペックな女性と付き合っていました。

そんな彼が家業を継ぐために帰郷し、それから程なくして地元の女性とお見合い結婚しました。写真だけ見たことあるのですが、割烹着の似合いそうな素朴な女性でした。

それまでの女性と全然違ったタイプだったので最初は驚きましたが、よくよく考えてみると、老舗旅館の女将には適任の女性なのかもしれません。逆に、彼が東京にいたころ付き合っていたハイスペックな女性たちには、女将が勤まるかどうか……いや、それ以前に、そもそも地方に嫁ぐこと自体が無理だったと思います。

直接、真意を聞いたわけじゃないのですが、彼は恋愛と結婚は別物だと完全に割り切っていて、きっと結婚相手には家業を安心して任せられる女性を選んだのではないでしょうか」(32歳男性/公務員)

(4)結婚したいのは「一緒にいてほっとする存在」、恋愛に求めるのは「ドキドキする存在」

「旦那と出会う前の私は、典型的なダメンズ好き。女癖の悪い男や、借金まみれのバンドマン、アル中DV男に、既婚の不倫男……自分でもあきれるくらい不幸な恋愛ばかりしてきたと思います。

もう男なんて懲り懲りと思っていたころ、中学の同窓会で再会したのが今の旦那です。ブラスバンド部で一緒に活動していた気心の知れた相手で、男性として意識したことはまったくありませんでした。

でも旦那にとって、私は初恋の相手だったらしく、旦那からの猛アプローチで付き合うことに。これまで付き合ってきた男性に感じたようなドキドキは皆無で、交際中も彼氏というより、友達みたいな感じ。でも、一緒にいて落ち着ける相手でした。

そして、結婚の決め手となったのは、うちのおばあちゃんが、“あの子なら理想のお婿さんだね!”と乗り気だったこと。私、おばあちゃん子なんで(笑)。おばあちゃんの言うことならまちがいないだろうな、と。

そして、おばあちゃんの予言どおり、旦那は優しいし誠実だし働き者だし、夫として申し分ありません。この結婚は大正解だったと思っています。

ただ、未だに私のダメンズアンテナが発動して、勤め先でちょっと危険な香りのする男性に出会うと、ときめいてしまうことも。だけど、旦那を裏切りたくはないので、不倫はしません……絶対に!」(29歳女性/携帯ショップ勤務)

(5)「結婚したい相手=恋愛したい相手」

「夫とは高校生のときからの付き合いです。1コ上の先輩である夫は野球部のエース、私はマネージャーをしていました。私から見て、夫は当時も今もヒーロー。ずっと大好きです。

だから、結婚したい相手と恋愛したい相手の違いが、私にはまったくわかりませんね」(35歳女性/主婦)

 

4:結婚したら恋愛感情はなくなるの?既婚者の意見3つ

よく、「結婚をしたら恋愛感情がなくなる」ともいわれますが、実際のところどうなのでしょうか? 既婚者3名からお話を伺いました。

(1)結婚したらというより、子どもができてから恋愛感情がなくなった

「うちはまわりから“おしどり夫婦だね”と言われることが多くて、まあ仲良しの部類だとは思いますが、それでも子ども(現在2歳)ができてからは、恋愛感情がなくなりました。

男と女という前に、父と母という意識が全面に出ちゃうというか……。子どもが生まれる前は、夫婦でよく外食したり旅行に行ったりして、恋人気分を楽しんでいたものですが、今はそれどころじゃない。あと夫婦で遊ぶくらいなら、お金は少しでも教育費など子どもの将来のために回したいと思うようになりました」(33歳女性/教職員)

(2)むしろ結婚してから恋愛感情が芽生えた

「妻とは結婚相談所で出会い、ふたりとも結婚願望が強かったので、交際3か月で入籍しました。これはオフレコの話なのですが、結婚を決めたときも、妻に対して恋愛感情はあまりなく、ただいろんな条件が合ったから彼女に決めたんです。もしかしたら妻のほうも自分に対して、同じように感じているかも……。

交際期間が短いので、お互いのことをよく知らないまま結婚生活をスタートさせた我々ですが、自分としては、日々新しい発見があり、自分は妻への恋愛感情を日々募らせています。

結婚後に発見した妻の魅力はたくさんありますが、中でも大きいのは、おっとりした女性だとばかり思っていた妻が、意外とエッチに貪欲だったことです」(38歳男性/自動車メーカー勤務)

(3)結婚後に恋愛感情をキープできるかどうかは努力次第

「結婚後に恋愛感情がなくなるかどうかは、結局のところ、当事者の努力に寄るんじゃないかな、と思います。

俺の友人で、料理上手な女性に胃袋をつかまれて結婚した男がいるのですが、その奥さんが、結婚してからは料理をはじめ、ほとんど家事をしないそう。共働きならともかく、専業主婦なのに……と友人はぼやいています。

おまけに、独身のころより20kgほど太って、ダイエットの提案も受けつけないそう。友人は“とんだ悪妻だ”ってすっかり愛想を尽かしています。子どもがふたりいるから離婚はできないそうですが。

それに引き換え、うちの妻は最高ですね! 年齢は40代半ばだし、結婚当初よりはさすがにちょっと太ったけど、そんなことよりも何よりも、自営業の俺を支えるために、いろいろと経理や営業など、自分の慣れないことにも取り組んでくれて、ホントに健気です。

実は2年前、俺が大病を患い、事業がちょっと傾きかけたことがあったのですが、そのときも妻の頑張りで見事に持ちこたえることができて……。妻は愛おしくてたまらない、かけがけのない存在。俺も妻から見てそうなれるように、妻の幸せのためなら、何だってします!」(48歳男性/自営業)

 

5:結婚×レンアイって?

最後に、結婚と恋愛の関係について考えさせられるコミック『結婚×レンアイ。』をご紹介しましょう。

この作品では、お見合い結婚でも、恋愛結婚でもない、特別な関係から始まった結婚生活が描かれています。主人公はアラサー女性・詩保、そしてその夫である誠は、なんと11歳年下のイケメン高校生です。

アラサー女性と男子高校生が一体どういう経緯で結婚……?と思いますよね。実は、詩保はもともと誠の兄である護と結婚しており、誠は義弟にあたります。

詩保の最初の結婚生活は、護の突然の死によって、わずか3日で終了。当時、義弟の誠はまだ小学生でしたが、身寄りのない状態(年の離れた兄・護が父親がわりをしていました)だったため、詩保は愛する夫のかわりに義弟を守ろうと、誠とふたりきりの共同生活をスタートさせます。

そして、護の死から9年を経たとき、詩保は高校生になった誠から突然のプロポーズを受けて、押し切られるように夫婦となったのです。

クールなイケメン高校生から一途な愛情を寄せられて、詩保としてもまんざらではないのですが、いかんせん、亡き夫のことが忘れられず、誠とは一線を越えることもできず……。ふたりが「本当の夫婦」になるのはいつなの? ドキドキの展開から目が離せません……。

 

6:まとめ

結婚と恋愛が別物かどうか、人によって答えは異なるようです。男女のさまざまな価値観に触れて、あなた自身はどのように感じましたか?