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人前で緊張しない方法5選!緊張しない人がやっているコツとは?

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

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目次

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1:緊張して声が震える…人前で緊張しない方法はあるの?

人によっては、大勢の人前であろうがまったく緊張しないという人もいます。大学で教鞭をとる筆者も、100人や200人の学生を前に授業をすることもありますが、職業柄か、人前で話をすること自体は苦手ではありません。まぁ、イベントやパーティなどで、知らない人に話しかけたりするのは、ものすごく緊張するので苦手なのですが。

個人的な経験から考えて見ると、もともとの得意不得意もあるでしょうが、やっぱり慣れているか慣れていないかということも、人前で緊張するかどうかに影響しているような気がします。

それではもう少し詳しく、人前でも緊張しなくなる方法があるのかどうか、考えていきましょう。

 

2:アスリートも試合前にやっている!人前で緊張しない方法5つ

それでは、人前で緊張しなくなるように、日ごろからやるべきことや、本番前にやるべきことを考えていきましょう。

(1)自分が緊張しているときの様子を知る

緊張しないようにするために、自分が緊張しているときの様子を知るといわれると、違和感を覚えるかもしれません。

詳しく説明すると、緊張している状態というのは、言ってみれば心身ともにストレスを感じている状態。そのため、緊張しないようにするためには、ストレスを溜めないようにはばいいのです。「ストレスが溜まり始めているかも」と気づいたときに、そのストレスを解消させることが大事なんです。

例えばアスリートなんかだと、ストレスが溜まって緊張しすぎてしまうと、カチカチに固まってしまい、思いどおりのパフォーマンスを上げることができません。知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまわないように、自分が緊張しているときの様子を知っておくことが大事なんです。

(2)リラックスの練習をする

ストレスが溜まったとき、多くの人がストレス発散をします。例えば、カラオケに行ったり、スポーツをしたり。ですが、人前に出るときには、緊張しているからといって、カラオケに行くわけにはいきませんよね。

そんなときのために、すぐに緊張を解けるリラックスの練習を事前にしておきましょう。そのリラックスの練習とは、意識的に筋肉に力を入れて一気に抜くという方法です。一般的には、「筋弛緩訓練」と呼ばれたりしている方法です。

意識的に力を入れることで体を緊張させて固まらせ、そして力を一気に抜くことでリラックスした状態を自分で感じます。この方法を普段から練習しておくと、リラックスしないといけないというときに、意識的にリラックスできるようになるんです。

(3)腹式呼吸ができるようになる

リラックスするためには、腹式呼吸もいいと一般的にはいわれています。何も難しく考える必要はなく、ゆっくり鼻から吸って口から吐くということを意識するだけで大丈夫です。

(4)イメージトレーニングをする

ここまでお伝えしたのは、どちらかというと緊張したときにそれを回避するための事前の練習です。その次に大事なのは、具体的な場面で緊張しないようにはどうするかということです。

そのために必要なことは、イメージトレーニングです。イメージトレーニングというと、頭の中で想像するだけという気がしますが、本当に必要なことは、実際に何度もやってみるということです。

アスリートの人たちだって、毎日のように練習をします。それは、筋力をつけたり、テクニックを身につけるためだけではなく、予行練習の意味合いもあるんです。学校や職場でプレゼンテーションをしないといけないとき、私たちはスライド作りには一生懸命になりますが、実際にやってみるという予行練習にはさほど時間をかけません。だから緊張してしまうんです。

何も練習せず本番を迎えてしまうと、突発的にミスをしたりしたら、どう解決していいかわからなくて慌ててしまい、よけいに緊張することにつながります。予行練習というイメージトレーニングこそが、緊張しない最大の秘訣なんです。

(5)マネをする

プレゼンテーションで緊張しがちな人は、プレゼンテーションの上手な人を観察して、その人のマネをするようにしましょう。人前でのスピーチで緊張するという人も、同じようにスピーチが上手な人のマネをするようにしましょう。誰かをお手本にすると、イメージトレーニングで失敗しやすかったことや、どうやったらいいのかわからず緊張してしまうといったことを回避できるでしょう。

 

3:急に緊張しなくなった!人前で緊張を和らげる方法3つ

それでは今度は、日ごろから緊張しないようにいろいろしていたものの、いざ人前で緊張してしまったときの対処法を考えていきましょう。

(1)ゆっくりと話す

緊張してしまうと、誰だって慌てふためいてしまいます。そんなときは、急に早口になったり、行動もバタバタしたものになるでしょう。緊張したときほど、一度深呼吸して、意識的にゆっくり話したり、ゆっくり行動するようにしましょう。そうすると、次第に緊張も解けていきます。

(2)頭が真っ白になったら、何もしない

緊張してしまうと、頭が真っ白になってしまって、次に何をしたらいいのか、何を言ったらいいなかわからなくなりますよね。何かしないととか、何か言わないと思って慌てると、さらに緊張するという悪循環になってしまいます。頭が真っ白になったときは、いっそうのこと何も言わない、何もしないでおきましょう。

ある意味、相手の出方に任せるという受け身の手段なのですが、そうすることで自分が何を言うべきか、何をするべきかがわかってくるときがあります。

(3)大事なことを優先する

せっかく入念にスライドも準備して、予行練習もしたのに、大事なプレゼンテーションならば、それでも緊張してしまうこともあるでしょう。また、人前でのスピーチでも同じようなことが起こるかも知れません。そんなときは、そのプレゼンテーションやスピーチでもっとも大事なことを優先して話すようにしましょう。

慌てふためいてしまった結果、時間切れになって何も話せないということはよくあります。筆者のクラスの学生でも、就活の1分間スピーチで緊張してしまって何も話せなかったり、最後の数秒で急に我に返って、時間を超過してまで話をしてしまって、残念な結果に終わるというケースも珍しくありません。

そんなことがないように、予行練習を通して、何がいちばん重要なのかをちゃんと把握しておきましょう。そして万が一のときは、それを忘れないように優先することが大事です。

 

4:『人前で緊張しない人はウラで「ズルいこと」やっていた』という書籍も

2018年に発行された本に、内藤誼人氏の『人前で緊張しない人はウラで「ズルいこと」やっていた』(大和書房)というのがあります。詳しい内容には言及しませんが、この本がいわんとするところは、「緊張しない人なんていない」ということです。そして、緊張しないようにするための練習方法があり、緊張したらどう対処したらいいかという方法もあるということでしょう。

 

5:まとめ

実際、誰だって大なり小なり緊張します。その緊張を楽しめる人ならいいですが、多くの人はそうじゃないですよね。普段から準備して、慌てないようにしましょうね。