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バイトが辛い…みんなの過酷なアルバイト体験10選

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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目次

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1:バイトが辛い…辞めたいの理由ベスト3は?

アルバイトが辛いと思うことって誰にでも一度はあるはず。多くの人はどんなことに辞めたいと思うほどに「辛い」と感じているのでしょうか。

『Menjoy!』ではアルバイト経験のある男女10代~20代の男女159人に「アルバイトをしていて最も辛かったこと」についてアンケートを実施。

トップ5は以下のとおりでした。

1位:時給が安い・・・45人(28.3%)

2位:人間関係がキツイ・・・41人(25.8%)

3位:辛いと思ったことはない・・・21人(13.2%)

4位:忙しい・・・13人(8.2%)

5位:重労働・・・12人(7.5%)

以下、「店長がパワハラしてくる」が7人(4.4%)、「連勤が辛い」が5人(3.1%)、「衛生面がキツイ」が3人(1.9%)、「お客さんがセクハラしてくる」が2人(1.3%)、「自分が思っていた業務と違った」が2人(1.3%)、「評価されない」が2人(1.3%)。このように続きます。

もっとも多かったのは「時給が安い」という問題。労働の辛さに対して時給が安すぎると感じる場合、他のアルバイトを探したくなるのは普通のことでしょう。しかしなかなか見つからず、時給の安さを不満に思ったまま続けなくてはいけないことも……。

また、同じくらいに多かったのが、人間関係の軋轢。意地悪な人や気が合わない人がバイト先にいるとなると、たとえ時給が高くても「バイトに行くのがいやだなぁ…」と思ってしまいます。それでも辞められないのは、やっぱりお金を稼ぎたいからでしょう。とはいえ、我慢しながら働くのは辛いですよね。

 

2:パワハラ店長、連勤、重労働からセクハラまで…みんなの辛いバイトエピソード10個

リアルに辛いアルバイト経験を、居酒屋で知り合った人たちに聞いてきました。

(1)オーナーがケチ

「僕がアルバイトをしていたのは下北沢のバーだったんですけど、そこのオーナーが何をケチっているのか“ビールサーバーを洗うな”って言ってくるんです。でも、お酒関係に詳しいお客さんが来ると“ビールが臭い”っていうクレームがくる。それで、オーナーと言い合いになったことがあります。

最終的には“洗わないならビールのオーダーは取りません!”ってブチギレて、結果、クビになりました」(Yさん・32歳男性/会社員)

(2)いじめが蔓延してる

「もうはるか昔の話ですけど、いくつかバイトしてきた中で、人間関係がマジで終わってるアルバイト先がありました。個人経営の飲食店だったんですけど、ある日、男の子がアルバイトで入ってきたんです。オーナーの親戚の子だったらしんですけど、その親がオーナーにお金を借りてるらしくて、その子は辞められない状況。

それをいいことに、オーナーがその子に八つ当たりをしまくるから、従業員からのいじめの対象になってました。見てるだけでこっちも辛くなってきちゃうほど。でも、何もしてあげられなくて……。そんな自分に毎日胃がキリキリして、結局耐えられずに、僕が辞めました」(Eさん・38歳男性/経営者)

(3)時給の計算法がおかしい

「自分がアルバイトをしていたお店はスポーツジムだったんですけど、5時間に1時間は休憩を取るってことになってるんです。

でもこれが本当に問題で。たとえば、1日4時間のアルバイトを週4で入って、月に64時間はたらくとするじゃないですか。そうすると、勝手に5時間につき1時間休憩しているという計算をされて、実際は休憩なんてとっていないのに、時給を減らされるんです。意味がわかりませんでした」(Yさん・25歳男性/会社員)

(4)「仕事できない女」ポジションから抜けられない

「高校生のころの話です。自分は要領が悪い人間なので、アルバイトに入ったばかりのときはベテランの人たちに迷惑をかけていたと思います。でも、1年続けて、人並み程度には仕事ができるようになっても、一度貼られたレッテルがなかなか消えなくて。何かミスがあるたびに、いつも私が疑われていました。

“私じゃありません”と言うと“誰がやったかなんて関係ないんだよ”と怒られる始末。店長に辞めたいと伝えようとしても“そう簡単に辞められると思うなよ”と強く言われ、仕事仲間からは陰口を言われ……。あのときは本当に辛かったです」(Oさん・26歳女性/会社員)

(5)人手不足で35連勤

「カフェでのアルバイトに憧れていて、大学生のとき、思い切って当時有名だった人気カフェのアルバイトの応募をしたんです。すんなりと採用されて働き始めたんですけど、本当に激務で、とにかく忙しい。どんどん人が辞めていくので慢性的に人手不足で、“明日来られる?”って店長から何度もお願いされて、35連勤をしたことがありました。

電車に乗ってアルバイト先に向かいながら“今日って何曜日だっけ?”ってわからなくなっていた自分を思い出します」(Iさん・29歳女性/会社員)

(6)バイト時給なのに仕事が危険すぎる

「学生のころ、家具をつくる工場でアルバイトをしていたんですけど、木材を裁断したり、家具を組み立てたりと、正社員とあまり変わらないことをさせられていました。でも、あるとき、社員のひとりが機械で指を飛ばして大騒ぎ。救急車で運ばれていったんですけど、結局指はくっつかなかったみたいで……。

それを見て、ここでこれ以上働くのはやめようと思いました」(Dさん・35歳男性/会社員)

(7)客のガラが悪くてエロい

「10年以上前の話です。大学生のときに居酒屋にアルバイトで入ったんです。お客さんからオーダーを取って、料理やお酒を運んでいくっていう簡単な仕事なんですけど、とにかくお客さんのガラが悪い。お酒を持っていくたびにお尻を触られたり、“彼氏はいるの?”とか“彼氏とは仲良くしてるの?”とか意味深な感じで聞いてくる。

店長に言ったら、“それも接客だから”って。“お客様は神さま”って言いますけど、あれは独裁者の王さまですよ」(Sさん・28歳女性/会社員)

(8)痛いし寒いし精神を病む

「昔、交通量を調べるアルバイトをしたことがあるんですが、あれは辛かったです。パイプ椅子に座ってカウンターをポチポチ押しているだけだから、楽な仕事だと思うじゃないですか。でも、実際やってみると地獄でしたね。

1時間の休憩はあるんですけど、1日8時間座りっぱなしでポチポチやってるのって、精神的にくるんです。あと、おしりがメチャクチャ痛い。しかも冬だったんで、寒いのなんのって。“俺はこんなことをするために生まれてきたのかな”って本気で思いました」(Wさん・33歳男性/会社員)

(9)見たくない現実を見せられる

「昔、夜逃げ屋のアルバイトをしたことがあります。引越し業者をやっていた知り合いの人から、“ちょっとアルバイトしないか?”って誘われてやったのがその仕事でした。

何が辛いって、夜逃げをする人たちの生活を覗き見ることです。借金の取り立てがひどくて、覗かれないように窓を全部ダンボールで塞いでいたり、食べるものもあまりなくて子どもが痩せ細っていたりするわけです。引っ越し荷物の上げ下ろしも重労働でしたが、精神的にも辛い仕事でした」(Mさん・37歳男性/会社員)

(10)暴れる子どもとモンペにてんやわんや

「以前、飲食店でのアルバイトはもう絶対にしないと誓ったことがあります。お昼ごろに来る子連れママたちのランチがやばかったんです。子どもが店内を走り回っているのに親は注意せず、おしゃべりに夢中。ワゴンで料理を運んでいるんですけど、そのワゴンに子どもが衝突してきたことがありました。

料理がダメになってしまったので子どもに注意したら、“客に謝らせるのか?”って親からクレームをつけられて……。忙しい職場って従業員もイライラしていることが多いので、人間関係も最悪で。思い出すとぞっとします」(Rさん・28歳女性/主婦)

 

3:辞めることも勇気

職場というのは、実際に働いてみないとどんなところなのかがわからないことも多いです。辛いと感じるなら無理に続ける必要はありません。辞めることは逃げることではなく、労働者の正当な権利です。辛い職場に義理を感じる必要もないでしょう。フットワーク軽やかにできることが、アルバイトのメリットのひとつ。それを大いに生かしましょう。