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女子には理解不能?「男子校出身者」にありがちな特徴9個【1/3】

中田綾美

中田綾美A.Nakata

 

あなたは“男子校”に対してどんなイメージがありますか?同性のみの空間というのは、共学校とはかなり様相が異なるようです。

そして、多感な中学・高校時代の経験というのは、卒業後もなお、その人の人格や価値観に強い影響力を及ぼしています。あなたの身近にも、一風変わった“女子校・男子校出身者”がいないでしょうか? また、自分自身が女子校や男子校の卒業生という場合、共学出身者とのズレを感じることはありませんか?

そこで、『男子校という選択』の著者で育児・教育ジャーナリストの、おおたとしまさ氏に男子校出身者にありがちな特徴9個を教えていただきました。3回にわたってお届けします。

 

目次

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■1:“草食”と“肉食”に二極化する

男子校の生徒は、身近に女子がいないので彼女ができにくいというのは本当です。恋愛経験値が低いばかりか、そもそも異性への接し方がわからないので、卒業後も恋愛に消極的な草食男子化する傾向があります。

ところが、男子校の生徒や卒業生がおしなべてオクテなのかというと決してそうではありません。一部の生徒は、中学・高校時代から女子校の文化祭に潜入したり、果敢にナンパしたりなど、あらゆる手段を駆使して彼女を求める超肉食系。身近に異性がいないというハンデを乗り越えている分、かなり恋愛スキルは高いといえるでしょう。

 

■2:女性への心遣いが苦手

上の項目とも関係しますが、男子校出身者は女性への心遣いが苦手な面もあります。好きな女性へは一生懸命になれるけれど、そうでない女性に対しては、男性に接するのと同じように接しがちです。

共学校の場合、同じクラスに気になる異性がいても、周囲の目を気にしてなるべく好意を悟られないように振る舞います。“ある女子にはデレデレして、別の女子は粗雑に扱う”ような態度だと、悪評が立ちかねないので、“どの女子に対しても異性として接する”振る舞いを自然と身に付けていきます。

ところが、男子校だとこうした訓練の機会に恵まれていないので、ある意味“わかりやすい”態度をとってしまう人が多いのです。

 

■3:裏表がない

上で述べた“女性への心遣いが苦手”というのは、“裏表がない”と肯定的に言い換えることもできます。

共学校の男子生徒にとって、「女子からどう見られるのか」というのは死活問題。女子からの評価を気にして、常にヤセ我慢しています。平たく言うと“カッコツケ”です。その結果、共学校出身の男性のなかには、同性のみでいるときと、女性がその場にいるときとでは、言動や態度がかなり異なる人もいます。

一方、男子校生徒の日常は、異性の視線を気にせず天真爛漫そのもの。卒業後、女性と身近に接するような環境に置かれても、一度、身に付いたその習性はなかなか変えることができません。

彼らは彼らなりに気を遣っているつもりなのでしょうが、それでも、女性の前では無理をすることが当たり前の共学校出身者とくらべれば、かなり自然体といえるでしょう。

 

まずは、男子校出身者にありがちな特徴9個のうち、3個をお届けしました。身近にいる男性で「あるある!」な人物が何人か思いつくのではないでしょうか?

次回はさらに3個の特徴を紹介していきます。

 

【取材協力】

おおたとしまさ・・・育児・教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ。麻布中学・高校を経て、上智大学卒業。リクルートで雑誌編集に携わり、2005年に独立。数々の育児・教育雑誌で監修・企画・編集・執筆を行うほか、講演活動、メディアへの出演も多数。心理カウンセラーの資格、中高の教員免許、私立女子小学校での教員経験がある。著書に『男子校という選択』(日本経済新聞社)などがある。11月には『中学受験という選択』、12月には『女子校という選択』を日本経済新聞出版社から発行予定。