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なんと「ゴルフ好きでお酒の強い女性は男にモテない」という研究結果が!

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

同じことをしていても、ほめられる人もいれば、怒られる人もいます。世の中理不尽なことが多いわけですが、男性と女性という違いでも、同じ行動で評価が分かれることがあります。

広島大学名誉教授の黒川正流氏らの研究で、その内容が明らかにされています。一体どういうことか、紹介します。

 

■性別だけが理由で評価が分かれる

同研究によれば、同じ行動をしていても、その行動をする性別が違うだけで評価が変わること、また評価する人の性別によっても、評価が変わることが明らかになりました。

具体的には、“面倒見が良く、細かな心遣い”ができる女性は男性からの評価が高く、“掃除が嫌いで、外見に無頓着、そしてヘビースモーカー”な女性は男性から強く嫌われる、ということがあげられます。ほかにも、“ゴルフ好きな、お酒の強い”女性は男性から嫌われるということがわかっています。

どうして、このようなことがおこるのでしょうか。

その理由は、私たちのなかに知らず知らずのうちに、男性とはこうあるべきだ、女性とはこうあるべきだという、それぞおれの性別に対する期待があるからです。その期待は、異性から求める場合と同性から求める場合とでは、違ってきます。その期待に近い人は高く評価され、遠い人は強く嫌われるということにつながるんです。

つまり男性は、女性にゴルフ好きやお酒の強さを期待せず、掃除ができて外見に気を使える女性を求めているということなのです。

 

いかがですか? 一般男性が期待することと、あなたの好きな男性が期待することが、必ずしも同じだとは限りません。ですが、会社や大学の飲み会などで男性が多い場合は、お酒はほどほどにしておいたほうが、好感度を下げずにすむということでしょう。

 

【参考】

※ 黒川正流ら(1991)「行動評価の性差の研究 : 「酒の強い」男性と女性はどちらが好ましいか」(広島大学総合科学部紀要)