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男は褒めて使うべし!「男を動かす効果的な褒め方」はコレ

星 花

星 花H.Hoshi

男性はみな”プライドの高い”生き物。彼氏のプライドを傷つけずに自分の主張を通すのって、けっこう難しいですね。ささいなことで口ゲンカに発展、なんて経験もあるのでは?

かといって、気を使って言いたいことを溜め込んでしまっては、のちのとまとめて爆発すれば大変なことになります。できれば、彼氏への要求は小出しにしておきたいものですが、言い方を間違えると、彼氏を不機嫌にしてしまう可能性もあって、悩ましい問題ですね。

そこで今回は、男性のプライドを刺激せず、上手に自分の思い通りに動かすための心理学的方法について、器の小さな男性たちの特徴を、可愛らしい動物キャラに例えてわかりやすく解説した『「器が小さい人」から抜け出す心理学』の著者、ポーポー・ポロダクションさんに伺ってみました。

 

目次

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■男に話を聞いてもらう基本

「まず“言葉”に関しては、男性と女性では使い方に大きな違いがあります。女性にとっては言葉は“コミュニケーションのひとつ”ですが、男性にとっては“情報の伝達手段”にすぎません。

そのため、男性は自分に有益だと思わないものについて、聞く必要がないと判断しがち。多くの男性が女性の話を聞かないのは、こうした理由があるのです。

逆に言えば、男性に話を聞いてもらうには、相手が求めている“情報”を入れ込むことが有効です」

なるほど。男性脳・女性脳という言葉はよく聞きますが、男性の心を動かしたいと思ったら、男性脳になったつもりになって、相手にとって有益な情報を織り交ぜつつ自分の要望を伝えることができれば、グンと伝わりやすくなりそうですね。

 

■ 男性は“褒めて”動かす

「家で靴下を脱ぎっぱなし、電気をつけっぱなしの夫。待ち合わせに遅刻ばかりする彼。妻や彼女は“あなたはいつもそう”、“なんで出来ないの”と否定的な言葉を言いがちですよね。

でも、これは相手を批判する言葉で、男性としては有益な情報どころか、聞きたくない情報です。そんなことをいくら積み重ねても、男性はなかなか聞いてくれないどころか、聞いているフリをして無視をするだけ。

基本的に男性は“褒めて”使いましょう。出来たときには相手を評価する言葉を使うと効果的です。

一般的に人は、叱られることより、褒められるほうがやる気を出すと言われてます。“期待に応えたい”という気持ちが、いい結果を生み出すのです。これを心理学では“ピグマリオン効果”と呼んでいます」

褒められたときの快感がクセになってくれれば、こっちのものですね! パートナーが機嫌が良くなるだけでなく、自ら手伝ってくれるようになるなら、感謝の気持ちを言葉にしないのはもったいないですね。

 

■ 効果的な褒め方はコレ

「褒めるときは、“具体的に”“細かいところを”褒めると、より効果的です。

具体的に言われると真実味が増し、評価された感じが強く印象に残りやすいのです。靴下を洗濯カゴに入れてくれたことなど、あまり具体的に褒めにくいものは、“あなたの真似して、子どももちゃんと洗濯カゴに入れてくれたよ”のように、たとえば育児への良い効果を伝えると効果的でしょう。

また若い男性には、“かっこいい”、“尊敬する”など、内面を評価する言葉が効果的に働きます。男性はその言葉に縛られて、次も褒められようとがんばってくれるでしょう。

もちろん、“やってもらえて嬉しい”、”助かった”という感謝の気持ちを伝えるだけでも有効です」

 

いかがでしたか? こういう風に褒めてもらうと、男性側もまんざらではない気持ちになれそうですよね。いくつか小さなお願いをしてみて、その中で1つでも実行してくれたら大げさなくらい褒めてみる……そうすれば、だんだん他のことも、やってくれるようになるかもしれません。ぜひお試しください!

 

【取材協力】

ポー ポー・ポロダクション・・・ 色彩心理、恋愛心理学、デザイン心理などに関する書籍を数多く執筆する企画事務所。雑誌『anan』では定期的に特集で恋愛心理の解説なども手がける。おもな著書に『使うための心理学』(PHP研究所)、『マンガでわかる色のおもしろ心理学』、『マンガでわかる恋愛心理学』(ソフトバンク・クリエイティブ) などがある。著書は日本だけでなく中国、韓国、台湾、タイでも翻訳され、中国ではベストセラーとなっている。

ホームページ:http://www.paw-p.com/

 

【参考】

器が小さい商事ホームページ

 

【画像】

by ポーポー・ポロダクション