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「実家暮らし男vs.一人暮らし男」結婚するならどっちがお得?

中田綾美

中田綾美A.Nakata

女性が結婚相手を選ぶ際には、男性の“収入”は気になるところ。ただ、高収入の男性なんてなかなか出会えるものではありませんし、“高収入でも金遣いがめっぽう粗い”というのでは意味がありません。

やはり、狙い目は“収入額にかかわらず、しっかり貯金できる男”ではないでしょうか? そこでファイナンシャル・プランナーの山崎俊輔さんに、“高貯蓄率男子”の見分け方についてインタビューしてみました。

今回はまず、“実家暮らし男子”と“ひとり暮らし男子”の見極めポイントをチェックしていきましょう!

 

目次

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■“実家暮らし男子”の金銭感覚って大丈夫?

“実家暮らし”は“ひとり暮らし”よりも、家賃などがかからない分、貯金はしやすいはず。でも、ずっと実家暮らしでぬくぬく生活してきた男性が、結婚後にきちんとやりくりできるのかという点は心配なのですが……?

「実家暮らしでも、きちんと両親に家賃や生活費を入れていたり、貯蓄をしたりしているなら結婚後もしっかりやっていけるでしょう。しかし、収入の全額を遊びや趣味に使い込んで、“給料日前1週間は家で食事をしてしのぐ”なんてタイプはだめですね。

実家暮らし男子の結婚後の生活が心配なら、“結婚前にそれぞれ1年か2年ひとり暮らししよう”と提案して様子を見るのもいいでしょう」

 

■貯金のできる“ひとり暮らし男子”の見極め方は?

では、“ひとり暮らし男子”の貯蓄率や金銭感覚を見極めるにはどうすればいいでしょうか?

「ひとり暮らし男子は、部屋の様子や食生活をみれば収入に見合った生活をしているかが分かるはず。オシャレかどうかより、背伸びしていないかがポイントです」

彼がひとり暮らしであれば、部屋にも気軽に遊びにいけますよね。“おうちデート”では、彼とラブラブすることばかりに気をとられるのではなく、不相応にぜいたくな暮らしをしていないかどうか目を光らせましょう。

 

■“ひとり暮らし男子”のお部屋のチェックポイントは?

彼のひとり暮らしの部屋で、「こういうところをチェックしたほうがいい」という点があればぜひ教えてください。

「持っているものが背伸びしすぎの高額商品ばかりであるとか、コンビニの買い物が目立つ場合、貯金するお金が残るような生活をしていない可能性が高いでしょう。

ポイントをしぼって高額商品も使うけれど、全般的には安いが質のいい商品を使うような人は、“貯められる男子”だと思います」

 

■“整理整頓できない男”は金銭感覚もやばい?

彼が実家暮らしで部屋をチェックする機会がなかなか訪れないという場合、部屋ではなく、職場のデスクの散らかり具合で、きちんと貯金できているかどうかや金銭感覚などを見抜くことはできないでしょうか? “整理整頓できない=金銭感覚もルーズ”というイメージがあるのですが……。

「この答えは、どちらともいえない、ですかね。職場のデスクが散らかっている人は、たしかにお金の管理もルーズかもしれませんが、“片付ける暇もないほど仕事が忙しい”という可能性もあります。

忙しいと、お金を使う暇もなくて、けっこう貯めているとも考えられるけれど、逆にストレスでムダ遣いばかりしている人かもしれません。

チェックに役立つのはむしろ職場よりは自宅の部屋でしょう」

職場デスクの整理整頓ができないとなると、結婚後、「ちっとも片付かないじゃないの、キーッ!」という問題は起きそうですが、金銭面では必ずしも難ありというわけではないのですね。

 

以上、高貯蓄率男子の見分け方について、まずは“実家暮らしか、ひとり暮らしか”という点に着目してお届けしましたがいかがでしたか?

実家暮らしなら、“親に依存していないかどうか”というのがポイントといえそうです。他方、ひとり暮らしなら部屋の様子がヒントになるので、おうちデートの際には、“収入に見合った生活をしていそうかどうか”をぜひチェックしてみてくださいね。

次回は引き続き、“趣味”に着目して、高貯蓄率男子の見分け方をお伝えしたいと思います。

 【取材協力】

※ 山崎俊輔・・・年金と資産運用と人生の幸せを考えるファイナンシャル・プランナー(FP)。新聞・雑誌での執筆のほか、ウェブ上でも日経新聞WEB刊『20代から始める バラ色老後のデザイン術』や、『All About』でのコラムなど連載多数。ホームページTwitterでも、“お金に関する知恵”を発信中。主著は『お金の知恵は45歳までに身につけなさい』。